これから介護職を目指す人へ
これから介護職を目指す人へ。
まずは伝えておかないといけないなと思って。
どんな職にも向き不向きってあります。
それは介護と言うジャンル以外にもあります。
ただ「綺麗事」だけは済まない世界があります。
それってどういうことか、書いていきますね。
介護の仕事がしたいと、学生時代言ってみたら以外に周囲から反対されました。
確かにそうです。
キツイ、汚い、かわいそう、給料が安い。
デメリットだけ見れば確かにそうです。
後回りが一般系の企業だと休みが合わせにくいです。
平日休みが多くて、ここらは慣れるとこっちのが楽かなって思えます。
それでも、この人の笑顔が見れると癒やされるとかあります。
以外に肉体労働です。
精神的な面でもかなり疲れます。
どこかの家の、おじいちゃん、おばあちゃんを看ているわけですから。
後、人と人が関わるところなので、その関係性で悩まされることも多いし、介助をどこまでしたらいいのか、やりすぎていないかとか。
介助の加減は難しい。
その人の性格的な部分も鑑みながら、介助を行うことは以外に簡単なことではありません。
その部分も含めて、改めて考えるのも大事で。
わたしも学生時代、就職を考えていた時に、親から(これ以外に少ないみたいですが)介護の仕事を進められて、それを担任に伝えると、驚かれそしてわたしと関わりのあった先生方が皆で反対したのでした。
確かに今ならその意味もわかりますし、反対する気も納得なのですがその当時はどんな世界が広がっているのかわからず、ただただ勧められたとある講演会に参加しました。
その会場は、年配の人が多かったような気がします。
で、学生のわたし1人がアウェイの中ぽつんといる感じです。
その講演会で、私の心は決まりました。
介護の世界へ飛び込む、と。
そこからが大変でした。
右も左も知らない、勉強してきた内容と言えば・・・介護と無関係。
何も知らないところから飛び込んで、みようみまねでこなして行くのは大変でした。
そして、「おはよう21」と言う、総合介護雑誌と出会い、そこから技術とか心構えとか。
そんな事を学べる時代になりました。
工夫することで、しやすくなる、使いやすくなる。
市販されていないものは、皆作ってしまえいいし、カスタムしてしまえばいい。
というのも、某氏の本から学びました。
介護の世界は魅力があります。
だけど、それと同じくらい大変な部分もあります。
介護者が要介護者を虐待する話です。
それと同じくらい要介護者が介護者への暴言暴力で苦しんでいる人がいます。
今は、介護技術として「バリデーション」や「ユマニチュード」など、認知症の高齢者との接し方を学べる場所があります。
わたしは現場を何度も離れ、そしてまた戻り、そのたびに自分の働きやすい場所を得るためやってきました。
それまでの中でいろいろな経験もしました。
看取りしかり、湯灌もあり、あなたなら私のことを下の名前で呼んでもらってもいいわよ、ととある人から言われて。
介護はある意味、人の最期を見るところだと思います。
人の日常を支える仕事ですが、その人が元気になって行く姿を見れるわけではなくて、その人がどうやってその状態を維持し続けられるかを見守る仕事です。
逆に言えば弱っていく姿をずっと見ていることになります。
介護はある意味、人の最期と出会う場所だと思うし、そこから色々な出会いや考えさせられることも多々あり。
精神的にやりきれない部分はありますが、介護職だから出来ること出来ないこともあります。
やりがいも見いだせると思います。
大事なことは自分の働きやすい場所をきちんとつくること。
オンオフの切り替えをちゃんとすること。
職場を離れたら出来るだけ仕事は外へ持ち出さない。
これだけでストレスのかかりようはかなり変わってきます。
介護歴が約10年くらいの者です。これからの介護の未来とビジネスモデルについて色々思いあぐねています。介護の未来が明るものになるようにしていきたいと思っています。