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拘縮の話―筋性拘縮1
ここからは筋性拘縮の話です。
筋性拘縮の特徴としては、以下のものがあります。
・手を固く握っている
・肘や膝は曲がったまま
・首や背中が反る
と言うところがあります。
寝たきりで、筋肉の緊張が高まっていることによって縮み、関節が引っ張らられることえ、動かしにくい状態のことです。
この「筋性拘縮」の原因は”寝たきり”になります。
特定の病気が原因ではなく、認知症や骨折などの病気から寝たきりになってしまうと、筋性拘縮になってしまうのです。
どうして「寝たきり」だと筋性拘縮になるのでしょうか。
それは『抗重力』によるものです。
抗重力筋とは、重力に対して姿勢を保つための筋肉です。
立っている時に身体の前後が抗重力筋として働いていることになるのです。
これで真っ直ぐ立っていることが出来るのです。
でも寝たきりの人には、この筋肉は困ったことを起こしてしまうのです。
寝たきり状態にあると、背中側の筋肉が抗重力筋として働くことによって、背中側の筋肉は硬く縮んでしまい、関節が引っ張られたり身体が反ったりします。
このことから、肘や膝などの関節が曲がったり、背中が反り返って固まって「筋性拘縮」となるのです。
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