男性が介護を行う際に注意すること
2025年問題というのを知っていますか?
団塊世代が75歳を迎え家族への負担も増えると予想されています。
そしてここでは男性が気をつけたいことを書いていきます。
一番大事なことは介護離職をしないことです。
最近では、未婚率の高さやきょうだいの減少、専業主婦が減ってきて施設入居も難しい。
働きながら介護することが多くなってきました。
また主な介護者であった女性に加えて男性も増えてきました。
仕事に慣れない介護・家事をこなしていくことはかなりのストレスになりますし、そこから離職に繋がりやすいです。
介護は肉体的・精神的・金銭的の負担が上がってしまいます。
介護を中心にするため一旦退職し、再就職するまでに1年以上かかるため金銭的負担や不安も大きいかと思います。
年収の面でみると、男性で約半分、女性で半減するところから金銭的な負担が増してしまいます。
介護離職をする前に一歩踏みとどまって、会社の上司に相談して配置変換や異動したりすることで介護離職を防ぐことに繋がります。
介護における昔の習慣や価値観からの解放されなければ介護者を追い詰められることになるです。
昔とシステムと違い、そして今は介護のプロに頼むことは悪いことではないのに、親戚に怒られると言う話もあるそうです。
周囲から追い込まれることで、介護殺人や自殺、無理心中に繋がることがあります。
なので、周囲を気にすることなくとにかく動く。
自分自身で納得・満足出来るところまで進めることが大事です。
どうしてここに気づけなかったのか、とか、この失禁は予防出来たのではないか、とか思って溜息が出てきた時、それを誰かと共有してみるきっかけにしてみませんか?
その溜息から同じ介護をする仲間と出会うチャンスに繋がることが出来るのです。
なかなか男性では地域に繋がることは少ないので、溜息から生まれる同じ課題に取り組む仲間との出会いに繋げてください。
今までは介護は女性のものでしたが、男性の視点が入るとこれからの介護も大きく変化していくと思います。
これからは男性も介護を語って行く時代なのです。
男性介護は破綻しやすい部分があります。
自分一人で何でもこなしていくのではなく、一人一人の介護をしていく特性や強みにして、人材を見つけ、使いこなして、目的を果たすというもの。
マネージメントに徹することが男性介護におけるポイントになります。
そして介護は一人で向かうものではなく、チームになって進めていくものです。
チーム○○と言う感じの自分オリジナルの介護チームを作って置くことをお勧めしておきます。
一般的に男性は介護に限らず、見栄を気にしてSOSも発しにくく、すべて自分でなんとかしたい、と思うあまり、介護を抱え込み精神的に追い詰められてしまいます。
介護は介護のプロに依頼する他に家族会に参加して、マウンティングに遭ってそこから足が遠のくこともあるようです。
今は家族会のような介護者同士の集まりの場所も男性のみの会も存在しており、インターネットを介して参加することも出来るようになりました。
こうした場所を活用しつつ、自分の成長のステージとして捉えてみて見るのもいいのかも知れません。