5000で16分54を出した時の練習

何となく気が向いたので、5000の自己ベストを出した時の練習メニューについて書いていきます。
これを出した時は高校1年生の12月。ちょうどクリスマス間近の記録会でした。当時は何を思ったか、中距離専門だったのに「千葉国際クロカンに出たい!!」という理由で5000に挑戦していました。
確かジュニア4000mの標準が1500で4分20。5000で17分00だった記憶があります。
新人戦も終わって、トラックシーズンがひと段落した高1の9月時点のPBは以下のタイムでした
800m:2分08
1500m:4分23
5000m:17分30

高校生なのに中学の県通信突破程度のタイムしか出せてないという事実はともかく、シーズンの締めくくりとして11月の記録会に1500と5000にエントリーして4分29と17分13という体たらくに終わり、トラックシーズンも終了して事実上1500で標準を切るチャンスも無くなり、12月の長距離記録会での5000がラストチャンスとなりました。

んで、どんな練習をしていたかというと、基本的にはこの2つでした。

8000~10000mペース走(キロ4)
6000~8000mペース走(3分40~45)

ひたすらにペース走でした。
1000のインターバルなんてものは1回もせず。トラックシーズンを終えてからはスピード練習らしいスピード練習もせず、ひたすらに走り込みでした。
今ならわかりますが、これはLTを鍛えるトレーニングですね。元々スタミナが無くて長距離が苦手な自分はとにかく最初はきつかったですね…
でも、段々余裕をもってこなせるようになり、次第に10000mキロ4をジョグ感覚でこなせるまでになっていました。
今考えるとこの10000mをキロ4で楽にこなす練習が下地になっている気がします。16分台を出すメニュ―としては負荷が軽すぎるものの、レースの前半を意識して楽にこなすイメージを作るには良い練習でした。中距離をやっていると最初楽じゃんと思って飛ばして失速。というお決まりパターンがあるのですが、それを防ぐための練習だったのかもしれません。メニュー作っていた先生がどう思っていたのかは知らないですが。(当時はメニュ―渡された後はほぼ放置プレーだったもので…)
6000~8000mペース走(3分40~45)はいたってベーシックなメニューですね。最初は6000をキロ4分から始まって、最終的に8000をキロ3分45に距離とペースを上げていきました。

そして迎えた12月の記録会。以下のラップで16分54でした。
1000m:3分18
3000m:10分05
5000m:16分54

ひたすら1周80~81をキープして耐えきった。という感じです。最初の1000は先頭を引っ張らされたのですが、とにかく頭の中では「焦ったらダメだとにかく80秒をキープだ」と念仏のように唱えながら走っていました。
1000通過時点で周囲から「遅い」と思われたのか前に出られてもひたすらにペース走のように淡々と刻んで、3000からはとにかく「ラスト1周まで耐える!」と気合と根性で粘ってました。一般のオッサン(確か地元の消防局の選手だったと思う)に食らいついていたもののラスト600でスパートされて千切られ、ラスト1周でこちらもスパートするも追いつかず…
でも、ラスト50で16分台を確信した時はめちゃくちゃ嬉しかったですね!

と、こんな感じで出したタイムが5000の自己ベストになります。
この後は完全に800に特化しまくったので5000は全くタイムが出ず、17分も切れませんでした。
この時の体感から、17分を切るまでなら走行距離をガン積みすれば届く。というのがあります。
高校生なら月間200kmも走れば手が届くと思います。
逆に16分30や15分台を出そうと思うとただ距離を積むだけじゃ難しいことも同時に理解しましたね…
今の知識を持っていればもう少し違う練習をするだろうけど、こんな練習でも16分台は出せるんや…という参考になれば幸いです

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