旭川いじめ事件の事
この事件が起きたのは、私が札幌を離れて1年半でのことだった。だから被害者の当時中学生だった彼女とは、どこかですれ違ったことがあるかもしれない。他人事とは思えないでいる。
この件については最近まで、あまり騒がずにそのままにしといてやれよ、って思っていた。本人にとって相当不名誉な話。それにいくら掘り起こしたところで、なくなった方が戻ってくるわけでもない。
しかし先日神居古潭の置き去り事件が発生。別の死体遺棄が見つかったり、さすがに気になるので自分なりにネットの記事を見てみた。詳しく追いかけてるYoutuberさんがいらっしゃるようです。その中で当時彼女はTwitterをやってたみたいで、Tweetの内容が紹介されていた。とても悲しい内容だった。
旭川があぶない所とは思わない。ただ、冬は自然が厳しいから、うっかりすると簡単に死の淵がぽっかりとあいてたりする。
いじめをする側が巧妙なのは札幌でも感じた。別に東京だってあると思うが、東京ぐらい大きいと職場なら替えればいいし、学校なら転校すればよい。けど地方だと都市のキャパが最初から限られる。居場所を失うと結構きつい。逆に言えば生き残るために誰かを追い出すというのは生きる手段ともいえる(※もちろんダメですけど)。
実際は北海道も人手不足で、追い出してる場合ではないんだけどね。
自分もうまくいかず思い悩んだことがあったが、元をたどると北海道は内地からの移民。先住者優先の社会だ。
それと北海道は明治維新政府=開拓使が最初強かった。明治政府は成立後、歯向かわれるのをとても恐れた。なので物事を力で押さえつけて、それが今でも続いてるのかな、と思ってみたり。
いや、単に東京から離れているから、遅れた考えが残りがちなのかな。そういうもんだって飲み込んでしまった方がいいんだろうな。
弱気を助け、強きを挫く、なんて考えは一文にもならない。それは痛感した。村社会には生き方、ってのがあるんだろうな。
ただ当時、そんな中で何もかもに絶望していたのは事実である。