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メルカリで開店する古本屋の体裁を整えた話

直木三十五記念館の奥です、と説明できる場所で本屋を開くことになった。本好きとしてはそんな場所光栄すぎて倒れる、みたいなところだ。
そうとくればアイコンとして直木三十五氏の著作を置かねば、と思ったがこれがなかなか入手が難しかった。

直木賞を受賞した本は新刊でも古本でもよく売られているが、直木三十五ご本人の本はあまり売られていない。少なくとも適当に入った本屋の文庫棚なんかには、ない。司馬遼太郎とか、三島由紀夫はあっても。

わたしはメルカリヘビーユーザーなので、ほしいもので新品がなさそうなものはとりあえずメルカリで検索することが多い。
メルカリで「直木三十五」と検索するとちょうど全集、だろうか、箱入りの作品集が見つかったので購入した。(アイキャッチ画像)いま検索したら古書を取り扱うサイトの半額程度で入手できたようだ。

いまは面白そうなタイトルの文庫本が気になっている。益が満ちた休之助、最高のタイトルではないか。

あと島津藩の騒動を描いた上下巻の小説もあり、これは比較的手に入りやすいのかもしれない。

いろんな人が作家読みした本をセットで売っていたりするのでメルカリは取引をしていなくても日に一度は開く。実は本屋で使うための紙袋もメルカリで購入した。新品の紙袋よりリサイクルの方がいいだろう、と思ったからだがこれがまたさまざまな種類や量の紙袋を売っている方がいらして面白かった。

直木三十五作品集も紙袋も古紙として捨てようと思えば捨てられたはずのもので、メルカリに出品した人がいたからわたしの店に並んだり購入された本を入れてお渡しすることができている。
メルカリを開発しようと思った方に感謝してもしきれない。

蛇足だがメルカリPR動画だとオモコロのものがおもしろく、

協賛だとデイリーポータルZの地味ハロウィンで背景になっていたりメルカリ賞が選ばれていたりして、PR担当の方とは気が合うな、と思っている(勝手に)。

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