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才能は眠れない
〜いつも大きすぎる課題を負わされてきたために、才能が実際よりも乏しく見える人が少なくない。〜ニーチェ
ニーチェってすごいですね。
多くの人が救われることと思い、この言葉を取り上げました。
ニーチェ自身、困難な課題だらけの人生だったようですが、
それでも末人界に踏み入ることはせず、超人として最期までツァラトゥストラを追求し続けました。
わたし自身にも才能があるはずなのですが、
なにかいまいち思慮が及ばないし閃かないし、
成績悪ければ馬鹿にされるし見下されるし、
成績良ければさらに高い成果を求められるだけで、才能を褒められることはほぼほぼなかったです。
「この仕事、あなたに合ってるんだね」
ぐらいの褒め言葉でさらに働かされる(笑)
* * *
そうして課題は徐々に大きく高くなっていくと、
それだけでもストレスなのに、
課題を達成できない経験が続いたりすると、
自分と周囲からの評価は下がっていきますから、
自己効力感は下がり、
頭を悩ませる時間が多くなります。
この時期に適切なケアができるといいのでしょうけどね。
しかし自己肯定感まで低下してしまう、
もしくはそもそも肯定感を持っていない人もいるんですけど、
脳理学的に考えますと、
失敗経験が繰り返されることで感情を処理する扁桃体が活性化し、
不安感や課題に対する恐怖感が倍々になっていくと考えられることが起きます。
眠れなくなり、ようやく眠れたとしても悪夢を見たりします…
今でもその日々を思い出すとゾッとします。
こうなると才能を発揮できる状態ではなくなりますよね。
ニーチェも、そしておそらく多くの人々が、
実際よりも乏しい才能しか発揮できていないのでしょうね。
そう考えたら、もっと人に生命に優しく感謝できる気がしました。
もっと深く研究したいテーマの一つです。
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