揺れる②
〜何か最も欠けている人に限ってその必要性を感じていないことがある〜
哲学者ジム・ローンの言葉です。
人と比べて落ち込み、人から比べられて鬱々とする。
若い頃の私のその最たる原因=ストレス源は、コミュニケーションとルッキングでした。
ローンの言葉を都合よく解釈すれば、
私に欠けているコミュニケーション能力とルッキング能力は必要ないということになるので、
無理して友達や恋人を作ろうとすることをやめました。
結婚や子育てなど、他の女性たちと同じふうに生きなくてもいいのではないかと思い始め、
自分に欠けている部分を強化するための努力をやめたのです。
当時の合言葉は「孤立を恐れない」でした。
飲み会参加もやめました。
ストレス源を断ってみると脳の機能がアップしたのか、成績もアップしていきました。
それまでマルチな人間かと思っていましたが勘違いだったようで、
一つの事に集中しないと能力発揮できないタイプみたいです。
脳には使い方があります。
自分にできることできないことがより明確になり受容し、
そうなると、人と比較することがほぼなくなりました。
それに、
美人で愛嬌ある成績トップのあの人と同じ人生を歩みたいか?と考えたら、
いやいや。自分がいいですよね。
ずっとこの自分と一緒に生き抜いてきたんだもの。
しかし勝ち続けるというのは大変で、
今度は成績上位陣の中での競争が始まって…
そうすると下位グループが上司と和気藹々楽しそうに見えたりして
また比べるループに戻されたりする。
そんな人生を何度か繰り返し、疲れ、
メンターとの学びを進めていく中で、
今では人と比較するのではなく、
人との違いを味わえるようになっていると思います。
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