わたしの”いつわりガイド”さん~前編~
先日、テルミナさんの”深夜食堂”でいつわりガイドさんの話がありました。
”いつわりガイドさん”って?
言葉のとおり、偽り、にせもののガイドさんってことなんですが。
以前のわたしにも、いました。
いつわりガイドさん。
それは、今から15年くらい前。
スピリチュアルなことが好きな知人、Aさんがいました。
その当時のわたしは、スピリチュアルなことに興味があるわけでもなく、かといって、疑う感じでもなく。
ただ、いわゆる変性意識状態になる方法があると言われて試してみることに。
誰にでもできる方法で、もちろん法にも触れていないのですが。
それを行うと、急に口がもぐもぐと動き出し、今まで聞いたことがない海外?の言葉を話し始めたのです。
自分でも何を言ってるのかわからないし、???の連続で。
すると、今度は踊りたくなったので、踊り始めました。
歌も歌いたくなったので、歌い始めました。
とにかく、自分の身体が行いたいように、自分の直感を信じて、感じるまま、自由にという感じでしょうか。
ここでわたしは、”ん?何だこれ?変じゃない?”と思い、Aさんに相談しました。
すると、”それはガイドじゃないか?”と。
例えば、ある質問をするとその人しか知らないようなことでも当たるんです。
起業し始めたばかりのある人がわたしにこれから気をつけることを尋ねたときには、
”お金に注意しなさい。特に人と人の話し合いが大切。何も包み隠さずに話すこと”
今思えば、当たり前のことですし、誰でも思いつくことなのですが。
その半年後くらいに、お金の管理全般を行っていた人が持ち逃げしてしまったのです。
まぐれと言えばまぐれ、たまたまと言えばたまたまなのでしょうが。
また、わたしが踊り、歌うことが癒しにつながると考えたAさんが、自分の知り合いなどを2~30人くらい集めました。
その人たちの前で、わたしは踊り歌いました。
わたしは踊りを習ったことがないですし、歌も音痴です。
でも、その集まった人たちはとても笑顔になり、”いい歌声だ、癒される”と喜んでくれました。
Aさんとは住んでいるところが少し離れていたので、泊まる場所が必要でした。
そこに参加した人が、宿泊場所や食べるものなどを提供し、もてなしてくれました。
そんなことが3回くらいあったでしょうか。
わたしは、そのガイドさん(後に、にせガイドとわかるのですが)に”ヤッホーさん”と名付けました。
ガイドさんがその名前が良いと言ったからです。
当時、仲が良かった友達がいたのですが、その友達もわたしと同時期にガイドさんを感じ、よく一緒に歌を歌っていました。
歌を歌っているとき、わたしはとても気分がよくなり、すべてが許されている。
そして、自分で考えればわかるようなこと、例えばお昼ご飯は何にしよう?という簡単なこともそのガイドさんに聞くようになりました。
ガイドさんに聞けば安心。大丈夫。
と今思えば完全なガイドさん依存状態になっていきました。
長くなりそうなので、つづく・・・