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自分を肯定するために誰かを否定するのではなく 自分の人生を誰かに委ねるのではなく

不安なとき、手っ取り早く答えがほしい。
多数派の中に居て安心したい。
それでいいんですよと肯定されたい。

誰にでもあるそんな気持ちを、巧妙に利用されるのも怖いことだと思う。

攻撃されたくない。
災厄に遭いたくない。
必要ななものに事欠く生活を想像するだけでも恐ろしい。

人間として当然のその気持ちを、利用されたくないと思う。


これまでの人生で目の当たりにした手のひら返し。
見事なまでにあからさまだった。
そしてその旗を振った者は今どうしているか。
一度でも、謝るそぶりでも見せただろうか。

市井の人々の、
従順さ 生真面目さ 善良さ 純真さ 人の好さ。

本来美徳であるそれらを逆手にとって 流れをつくり

考えもしなかったところへと連れていく手練れ達がいる。
彼らが 「これさえなくせば上手くいく」と言うときに
彼らが「任せておけ」と言うときに

ほんとうにそうかと立ち止まって問いかけたい。
ものごとを一面からだけ見せられていないか。
選択肢はほんとうにそれだけしかないのか。
それで困ることはほんとうにないのかと。

そのために、
歴史を学び
制度を知り
文学を読み
人と考えを語り合い

分断ではなく相互に理解し
一方的に責めるのではなく話を聴き

自分自身で、納得するまで考えを深めたい と 思う




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マンネンロウ
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