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講演会『食と農の今と未来』視聴メモ(走り書き)


鈴木宣弘先生の、食と農についての講演会。
『世界で最初に飢えるのは日本』の著作のある先生。
実は体調がすぐれないなかでの講演だったとのことだが、それにもかかわらず時間が経つほど力強く熱意がこもっていく声。
百数十枚に及ぶ詳しいスライド。
今日、限定公開のアーカイブを視聴しながらあらためて教えられることが多かった。
講演の主題である、日本の農に関する内容はもちろんのことだが、鈴木先生の生き方・人間性に対して感動を覚える。

この人は、国士だ。
真の学者だ。

そして、講演会主催者が日々のたゆみない活動の中で、鈴木先生と信頼関係を築きあげておられることを感じる。

以下、走り書きメモ(順不同・一部感想入り)。

『外に媚び、内を脅かす者は、天下の賊である。』(吉田松陰)。:自分が盾になる覚悟でこれからの人生を。

いつの世もいる『回し者』。

農業を生贄にしやすくする為に農業は過保護だという誤解がメディアを通じて国民に刷り込まれた。欧米の方が補助金は遥かに多い(つまり、欧米は農家が安心して食物を作れる)。余剰生産物は日本へ(自国の食糧が足りなくなったら日本へはストップ)。

消費者も生産者に。プロシューマー。
学校給食が鍵。まずは地域からいのち・暮らしを護り、安全保障に繋げる。

オーストラリア牛肉が安全というイメージがあるが、ホルモンフリーはEUと自国向け。ホルモン牛肉は日本向け。

陰謀論ではなく陰謀。
NHKも頑張ってクローズアップ現代等で報道している。(NHKを無闇にこき下ろすのでなく、良い番組を選んで応援していくことが力になる?)
癌の原因は食生活。輸入牛肉のホルモン剤等…。
『専門家』になればなるほど大嘘つきになっているかもしれない、ということを疑う。
人事交流は『回転ドア』(つるむ)。

人事とカネと、スキャンダルと恫喝。

机の下で手を握っているような仕組みがある。
付帯決議には何ら法的拘束力はない。『アリバイ』『逃げ』。
パブリックコメントを募集しているが、書いてもそれだけでは一切影響を及ぼすことはない。配られて、「読んどいてね」で終わり。

誰でも・子どもでもわかるような嘘を平気でついて、それで済んで次に行けてしまうような仕組みがおかしい。それを許してはいけない。
この現実の中、自分に何ができるのか?
いま自分のいるポジションで流れを変えるには?…皆の力で地域を変える。地域から動いていく。その際、政治行政にも入ってもらって。(そうしないと実現できない)。推進のための包括的枠組み。
消費者にできること:学校給食、シードバンク、種取り、直売所、産直(生協)、ローカルフード法…。ネットワークをいかに作り、拡げていくか。農協・漁協、生協等協同組合。
超党派議員連盟、積極財政議員連盟。
ひとりで動くと、中川昭一氏のように潰されてしまう。しかし、大きな数・集団を形成して動けば…。
一般社団法人食糧安全保障推進財団


講演会:食と農の今と未来
主催団体
岡山の食と農を守る会
たねをまもる会おかやま

協賛団体
グリーンコープ生協おかやま
aimama
米屋次郎兵衛
合同会社三宅商店
みどりの映画会
OKシードプロジェクト

後援
岡山県、津山市、岡山ESD推進協議会、晴れの国岡山農業協同組合、グリーンコープ生協おかやま

令和5年度岡山ESDプロジェクト参加事業

追記。(今後随時追記予定)
3食和食にすれば、食糧自給率は60%を超えさせることができるという公的データが発表されたことがある。このデータは今は入手できなくなっている。

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マンネンロウ
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