同人誌だってイケメン(表紙)に限る?!
BL一次創作小説同人誌を6冊発行してみた私、表紙について考える。
「結局、表紙で売り上げ変わるの?!」
同人誌の表紙に関するアンケートや皆さんが打ち明けてくれた匿名のご意見をご紹介します。
私の本の表紙
10月に1冊、3月に5冊の同人誌を発行しました。
それぞれの表紙ですが、1冊は依頼してイラストとデザインをお願いしましたが、それ以外は素人の私が作成しています。
イラストは描けず、デザインの勉強もしたことがないので、タイトルの可読性に全力投球の表紙ばかりになりました。
(こちらにそれぞれの表紙画像は貼りません。この記事が成人指定されるのを避けるためです。記事のタイトル画像に加工した部分を載せてありますが、全体像が気になる方は私の過去の記事をご覧ください。)
趣味の活動ですから、本が売れなきゃ死んじゃうこともありません。
でも、やっぱり売れたら嬉しい!
精魂込めて作ったお気に入りですから。
面白い小説を書いて大人気になれば簡単な話ですが、それができたら苦労はしないので表紙について考えてみます。
だって表紙は『本の顔』なんでしょう?
そもそも表紙って本を買う時にどれくらい影響するの??
SNSでアンケートを取ってみました。
まさかの結果。見事に真っ二つに回答が分かれました。
やはり、さすが同人誌と言いましょうか。
己の好きなことを貫き、同志に見つけてもらうのが大切なのかも。
表紙について寄せられた匿名の意見
匿名のwave boxへ表紙に関する興味深いご意見をいただきました。
抜粋、分類してご紹介します。
表紙がイラストの場合、好みのイラストじゃないと……
イラスト表紙とデザイン表紙の印象の違い
宣伝効果が2倍、 2倍⁉︎
表紙は関係ない! だって推しの本だから。大事なのはCPと癖!
作者として
私の見解
読者としての私は「関係ない」(活字が好きなので、本なら全部読みたいくらい)、作者としては「イラストの方が売れる」と思っています。というのも、春庭55で発行した本のうち、3冊が①異形頭、②アイスバース、③ケーキバースのマイナージャンルをテーマにしたものでしたが、表紙イラストとデザインをお任せした①異形頭作品が真っ先に会場完売し、通販においても完売間近の状況だからです。もちろん他の要素も影響はあるでしょう。①のみがウェブにて無料で本編が読めるので試し読みが充実していたというのも関係があるかもしれません。しかし、この作品のブックマーク数自体はあまり芳しいものではありませんでした。
(それぞれのジャンルをマイナーという根拠は以下の表をご覧ください。主要小説投稿先でのタグ付けされた作品数です。)
最後に
会場での買い物の様子を見ていると、事前にリストを作成したり購入作品を決めて来場している方が大部分だった印象です。SNS上に書かれている方もいましたが、「いかに前もって興味をひけるか」が勝負になるのでしょう。
お品書きや試し読みが武器になるのはもちろんですが、タイムライン上にあふれる他のサークルさん情報に埋もれずに、読者の心を掴むことは難しいところです。アイキャッチになるデザインやイラストも勿論ですが、他にも工夫できることはたくさんあります。
イベントスケジュールに合わせてWEB上で連載をして、読者を増やすのも効果的な試みのようです。
事前に先行販売をして、読者からのポジティブな感想がSNS上に上がれば大きな後押しになるでしょう。
事後通販をするならば、イベント後に届く感想が他の読者さんを連れてきてくれるかもしれません。
余談ですが、値段に関しては売れ行きへの影響を感じていません。
「大手サークルの人は安く売らないで欲しい」「弱小サークルの私は黒字価格じゃ売れないから赤字価格にする」なんて声もチラホラ見かけますが。
楽しく、長く、同人活動をするためにも金銭的負担が重くならない適正価格をつけることが大事だと私は思っています。値段をつけるのが心苦しいという方は思い出してみてください。「資金難によるサービス終了」で涙を飲んだことありませんか? あなたの大切な読者の方が同じ悲しみを味わうことがないように、と考えてみてはいかがでしょうか。
自分が作った本が売れるのは嬉しい。
そのためには、己の癖に忠実な作者であることが一番なのかもしれません。
お付き合いいただきありがとうございました!
ご意見、ご感想があればこちらにどうぞ。