【オギャー No.7】1.5m先のトイレ 後編
前編はこちら
ああああ!私のお腹ぁぁあ!!
耐え難い腹痛を感じつつも、なんとか爆発を回避。
全てを注入し終えた。
私は速攻でトイレへ。
が、もう正常な体ではない。
まっすぐ立てないし、なぜかくの字に曲がってしまう。
普通なら数歩で入れるトイレが、ギャグでもなく永遠に遠く感じた。
それでもなんとか辿り着いたトイレ。
看護師さんの「早いと下剤だけ出ちゃうからね」が脳裏を過ぎる。
やり直しとかになったらたまったもんじゃない。
耐えて耐えて耐えて
数分で限界が来た。
解放。
解放したらすぐ楽になると思いましたか?
ところがどっこい、当然だが全てを出し切るまで激しい腹痛 to be continue。
あの液体すべて、宿便すべて、いや、内臓全てじゃね?ってくらい痛い。
うぉお…い、いたいよぉ…
汗が出てきた。
血の気が引いた冷たい変な汗だ。
もう一人冷静な私が「冷や汗人生初やん」と感激している。
ううう…うう…いたいいたいいたい…
なぜか吐き気を催した。
食事はしていないから何も出ないのだが、吐き気がすごい。
「生命の危機のような痛みを感じると、吐き気を催す」って昔何かで見た気がする。知らんけど。
もう一人の私が「人生初の命の危機やん」とまた感激している。
オェェ…ううう…オェェ…ううううう…
上と下でエンドレス。
どれくらい闘ったろう。
終わる頃にはグッタリ。
本当に辛かった。
もう一度帝王切開と言われるより、もう一度浣腸と言われる方が、私は怖い。
【 今日の後期 】
こんな話を2回に分けてする?と思う内容だけれど、だって本当に辛かったんだよ。
次は「あなたを恨んでもいいですか?」編です!
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