保護入院して後悔したこと
入院から16日目 正直8日前から体調は良くなってるし、今日は主治医と話して来週中には退院しようみたいな話をした。
朝看護師とも話をした。今の調子はどうだとかそういう話。
言う相手は違うと思ったけどずっと心に溜まってたことを正直に話した。
「2週間ほど入院してからの期間主治医含めてあなたたちは精神面でなにか治療などに取り組みましたか?」
「私が求めない限りあなたたちは何も出来ないし、私から求めることもないので今の状況ではここにいる意味は無いと思います」
そういう話をした。
正直今になってもっと言えばよかったと思ってる。
入院費の話もそうだけど入院期間がどれくらいで、どういうペースで、具体的にどういう治療方針で、内容はどうなのかの説明が今までちゃんとなされていなかったこと。
つまり瑕疵があったことについて。
被害者意識はよくないけど、私の感想としては「聞かれなかったから言わなかった」とシラを切ってるように感じた。
医療計画書なんて認知療法とかカウンセリングだとか薬物療法だの書いてあるけど実際2週間の間薬物療法しかしていない(しかもただいつも飲んでる薬を時間になったら渡されるだけ)
ここまでいろいろ言ったけど、実際は私がこの環境が必要な人ではなかったのかもしれない。
前述の通り、求めれば対応してもらえるのに、自分から求めることをしなかったにも関わらず文句を言っているとも捉えられる。
見苦しい言い訳になってしまうけど、求めることによって、場合によっては入院期間がさらに伸びてしまう可能性を危惧していた。ましてや入院期間もちゃんと定まっていない環境で。
病院側が私を希死念慮に囚われた自殺志願者として一部信用をしていないように、私も病院側を、医療関係者を信用していなかった。
精神という目に見えないものを医師の判断で入院期間が変動するなんて曖昧な基準ほど信頼がないものもないだろう。
いいことはあった。お世辞にも心が休まったなんて言えないけど、今私は入院するほど重篤な状態だから休んでいいんだと思えたこと、身の回りのお世話をしてもらえたこと、自分じゃできなかった食事管理をしてもらえたこと。
この感謝を伝えるのを忘れていたけれど、退院する前にちゃんと伝えようと思う。
わかったことは、短期間では問題の解決はできないこと、基本対処療法で生きながらえさせることしかできないこと、自分の悩みはじぶんで解決するしかないことなど。
もし、目的のために、その期間まで生きるために入院するのなら保護入院でもいいと思う。
だけど短い期間で今の環境から少し距離を置きたい程度なら任意入院を私は勧めたい。
ここは自他ともにどうすることもできない人を延命措置する場所だと私は感じた。ここは命の預かり所、もちろん求めれば時間はかかれど適切な処置はしてもらえるだろう。
ただ、私は選択を誤ったこと、確認を疎かにしたことを後悔したっていう話。