LA留学#1 アメリカ人宅でのホームステイはどんな生活だったのか
大学生のころ、アメリカのカリフォルニア州ロサンゼルスに留学した。
めっちゃ語るけど滞在期間はたったの1カ月でございます。
数年前の話だけど、今でも1人で空港に降り立った時の高揚感とあの香りは忘れない。
目次
・19歳女子、初海外でアメリカへ
・家族との出会い
・ドラマで見たような生活
・お利口さんなイヌたち
・過去に戻れたらまたここで暮らしたい
19歳女子、初海外でアメリカへ
地元の空港で家族に見送られ、成田からロサンゼルスまではアメリカン航空を利用した。機内食はハンバーガーだったと思う。
それ以外にも計5回ぐらい運ばれてきたけど、とりあえず全部食べてみた。飛行機の中からアメリカを感じて楽しかった。
隣の席の外国人の男性はずっと寝ていた。
途中でトイレに行きたくなったが、彼を起こす勇気がなく
10時間ほど我慢した。本当に辛かった。
飛行機が無事に着陸し、周囲を警戒しながらトイレを済ませ(空港は超危険だと思ってた)、入国審査へ。その後迎えにきてくれたドライバーと合流し、ホームステイ先に向かった。
家族と出会い
バックバクの心臓を抑えながら、息を整えてドアのチャイムを鳴らすと、
60代くらいの優しそうな男性が迎えてくれた。
海外ドラマに出てきそうなイメージ通りのアメリカ人だった。
フルハウスのジョーイみたいな。伝わる?
以後、彼の名前はジョーイとしておく。
ものすごく緊張しながらも「Hi.…」と挨拶してみた。
彼は笑顔で握手してくれた。
荷物を置いて、家の周りを散歩してスタバへ行った。
店員さんとの会話に戸惑いながらも注文し、渡されたのは「モカ」。
うん、これじゃない。イメージしてた飲み物と違った。アメリカにしかないフラペチーノ的なやつがよかった。
コーヒーを飲みながら、ジョーイはゆっくり英語を話してくれた。しかし聞くことに必死で何も上手く返せなかった。
無言でニヤニヤするだけの時間を過ごした。
ホストのおうちは母屋と離れに分かれていて、離れは1階が物置、2階が広めの部屋とシャワールームになっていた。
アメリカのホームステイ経験者の間で「シャワーは3分で終わるよう見張られる」や、「水を使いすぎだと怒られた」と聞いていたので、内心びくびくしていたが、母屋と離れていて聞こえないのか、全く何も言われなかった。
部屋は実家の自室の倍ぐらいの広さでテンション上がったな~
さすがはアメリカ。
基本的にはこの部屋で過ごして食事のときは母屋に行くスタイルだった。
ホストマザーとは夕方に対面し、彼女もとても親切にしてくれた。
彼女はゴシップガールのエレノア(ブレアの母)にそっくりな女性だった。
以後、彼女はエレノアとしておく。
料理が得意な人で毎日の食事はとってもおいしかった。
夜になりベッドに入ると、次第に心細くなり日本の家族を思い出して泣いてしまった。
ドラマで見たような生活
平日は学校に通っていたので、休日はエレノアと過ごすことが多かった。
彼女は私を娘のように可愛がってくれて、スポーツジムやネイルサロン、買い物などいろんな場所に連れて行ってくれた。
ネイルサロンは日本語ペラペラのベトナム人女性が担当してくれて、安心感がすごかった。
エレノア行きつけの美容室は、富裕層の街で有名なあのビバリーヒルズにあった。私も一緒に連れて行ってもらい、待ち時間に1人で散策してみた。
ブランド店に入る勇気はなかったので、カフェでコーヒーを飲んだり、街並みの写真を撮って過ごした。
どこを見てもセレブ感万歳で、着てきた服に後悔しつつ、自分もこの場所の一員になったような気分を味わった。
バレンタインデー
滞在期間がちょうどバレンタインデーと重なった。
アメリカでイベントを経験できることにとてもわくわくした。
前日、エレノアの買い物に同行した。
彼女は夕飯の食材とジョーイへの特大ケーキを買った。
かわいいケーキがたくさん並んでいて見るだけで楽しかった。
彼女からの贈り物にジョーイは大喜びしていて、
彼も彼女に大きなバラの花束を渡した。
そして私にもメッセージカードとお菓子のプレゼントをくれて、
とても嬉しかった。
アメリカのバレンタインは男女ともにプレゼントを送り合う素敵なイベントだと思った。
お利口さんなイヌたち
ホームステイ先の家でも一緒に暮らしていたが、近所を散歩していてもイヌがとても多いと感じた。
それも外ではなくコストコや洋服屋などあらゆる場所にいた。
彼らは入店を正式に許可されているのだ。
決して商品を倒したりしないし、特に吠えもしない。
どの子もしっかり躾けられていることに驚いた。
また、シャンプーも面白かった。
日本はペット専用の美容室に預けてトリマーさんに洗ってもらうことが多いと思う。
中には自宅やるって人もいるかもだけど。
ここではショッピングモールにある洗い場?のような所で飼い主がシャンプーをしていた。
過去に戻れたらまたここで暮らしたい
結論、ホームステイを選んだことは大正解だった。私自身、ホストファミリーとの生活で不満に思ったことは全くなかった。
初日こそ不安で泣いたが、その後はめちゃくちゃ楽しんでいた。
本当に恵まれていたと思う。彼らと同じ食事、お出かけ、イベントを経験できて、現地の暮らしを満喫できた。
語学学校の友人たちの中には「ベッドがホコリだらけで全身が痒くなった」とか、「トイレットペーパーを使いすぎてるから自分で買え」だったり、「朝食に机に置いてあったリンゴを食べたら怒られた」という経験をした人もいた。
こんなことを聞くと、ホストファミリーとの生活は怖いかもしれない。
しかし本当に無理な場合は別の家に行くこともできるし、合わないことを最初から悩みすぎる必要はないかなと思う。
はやく気軽に海外に行ける日が来ますように。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?