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何故移住者は3年もたないと言われているのか
この記事は移住前の方に向けて書いています。
「見とれ。あれは3年もたん。」という言葉
移住者に向けて発せられている言葉です。
3年と言わず1年で別の地域に再移住してしまう人が多いのも事実。
住民は移住者の何を見てそのような言葉を発しているのでしょうか。
志望動機
移住は転職活動と構造がよく似ています。
あなたが移住後、住民から聞かれる言葉があります。
それは「何でこんなとこに来たん?」です。
移住先を選ぶに至った志望動機を聞いているのです。
住民:集落という会社の社員 あなた:新入社員
このような構造になっています。
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カルチャーフィット
あなたがOO集落という事業部に適しているのか、カルチャーフィットしているのかを見ています。
住民は長年そこに住み続けている人達ですから、集落という組織文化や大切にしている価値観など長年の積み重ねで深く太く固まったものがあります。そこに共感性や協調性をはじめ、「一緒に働けるか(暮らしていけるか)」を見ています。
企業分析の深度
移住ブームも起こり、地方ではある程度の数、移住者の流入がありました。
それと共に住民も移住者に対して嗅覚が鋭くなっています。
ただ都会から逃げてきた人
なんとなく田舎に憧れてきた人
例えばこのような志望動機で移住してくる人、少なくありません。
住民は移住者のためにその集落を守ってきたわけではありません。
集落に誇りや住む理由を持っているのを私は感じています。
志望動機の内容から、「こいつは軽い」と印象を持たれてしまった場合、住民はあなたにそこまで丁寧に接する事はありません。
カルチャーフィットしていないからです。
カルチャーフィットしていない人の末路
再び異なる地方へ移住します。
3年もたない人の多くは人間同士のトラブルが原因で、それを乗り越える事ができません。
一方で、移住者の強みは「一度移住したことがある」ことです。
強い環境変化の経験をしているので、異なる地方に再移住する心理的なハードルが下がっているのです。
その集落に住む理由、明確になっていますか
以上を踏まえて、そこに暮らす理由が明確になっていないと「3年もたん」です。自己分析や企業分析をし、志望動機を磨き上げ、集落に深い杭を打てるようになりましょう。
深い杭を打てないと、トラブルという突風が吹いた時にその集落にいる理由が簡単にすっぽりと抜けてしまいます。
住民とあなた、双方時間の無駄を避けるため、移住前の時間を有効に使いましょう。