【エッセイ#20】イグルーは手段、かまくらは目的

この前雪が積もったので「かまくらでも作ろうか〜」という話を職場でした。でもかまくらってどうやって作るんだろう…と考えていたら、「イグルーみたいに雪のブロックを積み上げれば良いのでは？？」と後輩が教えてくれた。
そもそもイグルーを知らなかったので、ググってみると、『イヌイット族が狩猟の旅先で圧雪ブロックを使って作る一時的なシェルター』を指すらしい。
じゃあかまくらとの違いは何だろう？とさらに調べてみると、『イグルーはシェルターとしての実用的な目的があるのに対し、かまくらは主にレクリエーションとして作られる』ことが分かった。
以下のnote記事に分かりやすくまとめてあったので知らない人は参照して欲しい。

つまり、イグルーは狩猟や避難所を得るための手段であり（だからこそ作り方が決まっている）、かまくらは作ること自体が目的である。

私生活であれ、仕事であれ、手段と目的を混同させると良いことはない。
そうかそうか。かまくらはそれ自体が目的だから、どんな作り方でも良いんだな〜、と妙な気付きを得た満足感で結局かまくら作りは実行されなかった。でも実用的な目的などないので、特に困らなかった。