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まんまみーまMBTI心理機能定義書 - Si「存在」

はじめに

以下参照。


定義(Definition)

内向的感覚(Si) = 存在(Existence)

副次的解釈:
記憶、経験、共有不可性


概要(Overview)

外向的直観とは、
・在るか無いかが言い切れてはいけないが、
・在り得るか在り得ないかが分かる
という状態であるため、

その反対である、
①在るか無いかが言い切れて、
②在り得るか在り得ないかが分からない

という状態が内向的感覚です。

ややこしいので、一度丁寧に検証してみます。

まず、

①在るか無いかが言い切れて、

これは簡単ですね。「在るか無いかが分かれば」だけですから。

次、

②在り得るか在り得ないかが分からない

これはどうゆうことだ?

具体的に、外向的直観の回で出した例の羽毛布団で考えてみます。

例題:羽毛布団は在り得るか

やっぱり意味不明な字面ですね。羽毛布団が存在するのはもう分かってるのに、在り得るか在り得ないかが分からないって、前提条件をわざわざ遡ってます。(もう在る対象に在り得るか在り得ないか話を成立させようとすると存在しなかった時に戻る=外向的直観の思考回路に戻す必要がありますよね)

その状態こそが私が思う内向的感覚です。

ここで、これまで定義してきた直観と感覚を思い出して見ましょう。
・外向的感覚(性質=機能
・内向的直観(弁証=要約
・外向的直観(亜空間=派生

これらに通じていることは何か?

意識が今現在より前にあることです。
対して、内向的感覚は、その対象が在ったかどうかという事が分かっただけであり、必ず意識が過去を指します。在った事実に対して、在り得るかどうかは過去においてのみ成立することであるため、在り得るかどうかが分からないというのは当然です。(ITに詳しい人ならNULLという意味で置き換えていただいても大丈夫です)

また、上記3機能はいずれも認識したある事実の一部を切り取った延長にあると同時に、その事実の時系列は必ず過去を指します

つまり、すべての機能の基礎であり、すべての機能の中で最も論理を介さず(何が在ったかか無かったかを頭で検索する際のみ論理を挟む=ITでいうSQLのSELECT文WHERE句やINDEX)、在ったか無かったかという状態を認知する状態、それが内向的感覚となります。

また、内向的感覚以外の7機能は、内向的感覚による事実を基に何かを派生しますが、その産物もまた何かしらの事実として誕生する点がポイントです。

生み出された事実は勿論、基となった事実も何かしらの論理を介在して認識された産物であるため、そのルーツを論理によって読み解くことは理論上可能ですが、不思議なことに、その存在のすべて、もしくは一部を認識してという方法以外に新しい存在を認識することはできません。

言い換えれば、論理を否定することは出来ても、事実を否定することはできないということを指します。何かの事実を否定すると、その事実の反物質を肯定することになり、結果的に対象の存在を認める事になります。つまり、存在にとっての否定とは何も無かったこと(=NULL)を指します。

存在とは、万物の基礎であり、受け入れられることを宿命とされた性質を持つ。これらを踏まえて、内向的感覚を”存在”と定義します。

余談ですが、その方がそれっぽいかなと思ったので誕生日に書きました。


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