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2022年を振り返る。~後編~

前回2022年を振り返ってみた。
思ったより長くなってしまったので、後編として続きを振り返っていく。

④3店舗目「ワインショップレストア よこすかポートマーケット店」をオープン。

観音崎店が8月にプレオープンして、寝る以外は一生働いているような、忙しない日々を送っていた。朝から夕方まで観音崎で働いて、夜は本店の営業。毎日15時間くらい動いてたから、体力には自信があるおれも、さすがにいつか倒れちゃうかもなとか思いながら必死に一日一日を乗り越えていた。

そんな日々が1ヶ月位続いて、ようやくお店が落ち着いてきた9月。
徐々に自分も観音崎の現場から離れれるようになり、少しずつ日々の日常を取り戻しつつあった。

そう思っていたのも束の間。
いちごよこすかポートマーケットがリニューアルオープンするのだが、そこでワインをやってくれないかと話が来た。たしか9月末くらいだったと思う。


オープン日は10月28日。とりあえず内見行ってみるかと実際に見に行ったのが10月1日。25日には関係者お披露目会があるので、そこまでにお店を完成させてほしいとのこと。

よこすかポートマーケットはもともとは地場野菜とかお魚とかを売っていた市場みたいなのだったんだけど、そこをフル改装して、三浦半島の食の魅力が楽しめる場所を作るとのことだった。

ポートマーケットもまた、おれらが掲げてる「よこすかをもっと魅力的な街に」を体現できる場所だった。

おれは追い込まれるとドM精神が覚醒する人間なので(多分高校のせい)、前人未到の2ヶ月で2店舗をオープンさせるというミッションにチャレンジしてみたいと思った。

で、結局3週間でお店をオープンさせることができた。笑

長くなるので割愛するが、この3週間も本当に怒涛の日々だった。
まじでえぐかった。やっぱりスーパーキャンセルできないかなとまた思った笑

この決断によってここからまた年末にかけて本当にいろいろな人に支えてもらって、助けてもらった。感謝してもしきれない。

結果として、会社2期目にして3店舗運営、更にいつかやりたいと想っていたカフェとワインショップを一気にオープンさせることとなった。

⑤自問自答の日々を乗り越え年末へ。

10月28日になんとかワインショップをオープンさせ、ここから社員3人で3店舗体制の運営を行うこととなった。
ここでもまた夕方までポートマーケット、夜は本店営業の日々が始まった。

おれがポートマーケットに行くことで、本店の買い出しから仕込みまで、全部もとき(本店常駐の社員)がしなければならなくなり、必然的にもときへの負担も高まった。

一番忙しいときの金土はおれがポートマーケットに18時までいなきゃいけないため、本店につくのが19時。本店は17時から営業のため、17時-19時の2時間は俺無しで営業しなくてはならなかった。この2日間が特にえぐかった。

そして、案の定観音崎店へは全く顔が出せなくなり、観音崎店常駐の相方への負担も高まった。

人間余裕がなくなり追い込まれると本性が出ると言う。

高校の時からそうだが、おれは追い込まれると自分のことしか考えられなくなる。走りのTRの時はもっぱら自分のことしか考えてなかった。自分がどうしたら生き残れて、どうしたら今日という1日を乗り越えられるのかしか考えていなかったくそ野郎だ。

その一面は時を経て、今回またあらわになった。
自分に余裕がなくなると、人のちょっとしたところに目が付きイライラする。そんな自分の状態に気づくのには少し時間がかかった。

その時の俺は、「自分はこんなにやってるのに。」とか、人のことを棚に上げて自分の行いを正当化しようとしていた。ある出来事がきっかけで、おれは自分の今のパラダイムの状態に気づき、色眼鏡を外すことができた。

この時期はいろいろな本を読んだ。自問自答を繰り返しながら、自分の心の状態を確認し、整理し、消化する毎日を過ごした。

貪欲に駆られて求めすぎる人間は、本来力のなかった煩悩に負けて、様々な苦悩を背負い込む。
あたかも自ら打ち破った船の穴から、水が侵入してくるように。
ブッダ「反応しない練習」より


特に心に響いたのは、ブッタの「反応しない練習」。
これ俺のこと言ってるの?と言わんばかりの内容だった。
自分で漕ぎ出した船を、自分が破壊していることに気づいた。


年末に入る前に、おれは自分が破壊した船を修正する作業にあたった。
このときも本当にいろいろな人に助けてもらった。

人間関係で何か問題が起こったとき、いちばん大切なことは、「腹を据えて、一緒に話して、一緒に乗り越えていくこと」だと教えてもらった。

こうして船は無事に軌道修正し、またリセットした気持ちで年末を迎えることができた。

終わり良ければ全て良し。
年末はたくさんの人が足を運んでくれて、最幸の形で3店舗共に締めくくることができた。

ーーー

2022年は総称して振り返ると、「チャレンジングな1年」だったなと感じる。

おれは想い選考型の人間だ。
直感でやりたいと思ったらやりたいし、まずはチャレンジしてみたいんだ。

もちろんビジネス的にNGなことはやらない。
ただ想いだけで突っ走ったら会社が潰れてしまうので。

でも、俺たちがいちばん大切にしているのはWHY、信念の部分。
WHYが突き動かされたことなら、どんな状況でもチャレンジしていきたい。

突き進んで、突き進んで、突き進んで。
突き進んだら意外になんとかなるということをこの1年で学んだ。

2店舗目のカフェ、3店舗目のワインショップのチャレンジは自分たちの想いや信念っていうのを、しっかりと体現できたんじゃないかなと想う。

ここからおれは、おれたちはどういう未来を描いていくのか。
どういうチャレンジをしていくのか。

まだわからないが、すでに決まっていること含め、次回のnoteで2023年の抱負をかいていきたいと思う。

長くなりましたが、最後まで見てくださった方ありがとうございます!
ではまた!


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