「決めつけないこと」の大切さを教えてくれた本。
お疲れさまです。
台風が接近している中、ありえない雨の道中を乗り越え、無事練習を終えることができた #ソムリエくん こと神沼拓海です。
やはり人間やりたくないときもあります。そんなときは、その先に見えるゴールを意識して自分を奮起させることをおすすめします。
僕でいえば明日の公式戦の勝利。そしてリーグ優勝。
ここを逆算して今日の練習も頑張りました。
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最近はまっている著者は佐渡島庸平さん。㈱コルクの代表で、漫画家の育成とプロデュースを行っている。有名な漫画は「ドラゴン桜」と「宇宙兄弟」。たまたまnoteを見つけて彼の考え方がとてもおもしろいなと思った。
話は変わるが、ぼくは人を決めつけてしまう癖がある。「こいつはこうゆうやつだ。」とか「後輩のくせに生意気」(俺のほうが絶対生意気)とか。一度自分でかけてしまった色メガネを外すことはなかなか難しい。
しかもこのスタンスで25年間生きてきたわけだから、癖という癖が染み込んでしまっている。
でももっとフラットに人のことを見れたら良いなと常に思っている。思ってはいるものの、なかなか変えることができていないのが現状だ。
ぼくが尊敬してやまない兄やんにもこの相談をしてみたことがある。すると兄やんからは「自分の考え方がまず絶対正しいと思わないこと。そして、自分と合わない考えを持った人も、その人なりに考えてその考えになったわけやから、なぜこの人はそう考えたのかを考えるのも面白いよ。」みたいなアドバイスを受けた。(考えた乱用しすぎた。)
自分と考え方が違ったときに、「なんでこの人はそう思うんだろう」というのを面白いと捉えることができる兄やんはさすがだなと思ったし、同時にそう思えない自分の小ささを痛感した。
そんな自分を変えるきっかけになるかもしれない。それが佐渡島さんの「観察力の鍛え方」という本だ。
前作のコミュニティについて書いた本も最高だったが、今回の本も最高だった。
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佐渡島さんは何気ない日常の中に贈与が溢れているという。この贈与については他の本の紹介で深堀りしていくので今回は置いといて。
ぼくたちは日常の中でたくさんの事柄に触れている。毎日同じようなことを繰り返していても、まったく同じということはない。観察力を鍛えることで、日々気づけなかったことが気づけるようになるかもしれない。
『観察=問い→仮説のフラフープ』
観察とは自身の中で問いを立て、仮説を行い、検証するということを繰り返し行うことだと佐渡島さんは言う。
良い観察とは客観的に仮説の更新を促すこと。悪い観察とはわかった気になり、仮説の更新を行わないことであると。
ぼくは間違いなく後者の方だ。この本を読み進めていく上で、ぼくはバイアスというものを理解することでこの状態を回避できるのではないかと思った。
バイアスというのはわかりやすくいうと「決めつけ」である。バイアスにはいくつか種類があって、さまざまなバイアスを理解することでそのバイアスとうまく付き合いながら観察力を鍛えることができると。
バイアスはめちゃくちゃ種類があったので、ここではいくつかピックアップして紹介したいと思う。
確証バイアス
自分を信じて疑わないこと。例えば「絶対成功するから何度失敗しても諦めない」とか。ぼくはこの確証バイアスがとても強いんだなと思った。だから起業したし、絶対おもろい未来が待ってると今でも信じて疑っていない。
人の意見に耳を傾けられない状態に陥っているときは、確証バイアスが良くない方向に出てるときかなと。そうゆうときは「あ、おれいま確証バイアスがかかってるぞ。一旦メガネ外して考えてみよ。」とできたら最高なんだけどな。
ハロー効果
今までの経歴で人を判断してしまうこと。これはみんなよくあると思う。このバイアスはおれはあまりないかも。自分の身の回りでよくあるのは、学歴やサッカーの経歴、どこの起業に務めているかなどにフォーカスされたりすることかな。
そんなことはどうでもよくて、(もちろん過去すごかったことはリスペクトしている前提で)今その人がどうなのかというのを見たいし、そこに対してはフラットでありたいとぼくは思っている。
このハロー効果によって観察が止まることが多いということなので皆注意。
根本的な帰属の誤り
これは問題の原因を人の能力に求めること。これも結構あるなと。その人の能力を勝手に自分で決めつけて、その期待に反することが起こったときに反応してしまうケースって多々あると思う。
ひとによって良さの概念は違う。人の能力を問題の原因にはせず、仕組みや自分自身の行動で改善できなかったのかを考えるようにできたら、これもまた大きな進歩になるなと。
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「観察」とは無意識で行っていることを、意識下にあげること。
バイアスを理解することで、無意識に判断してしまっていたことを意識下におくことは可能だし、訓練が必要だが、自分にとって新たなアプローチ方法が見つかったと思っている。
この本では「判断保留」という言葉を使っていたが、今まですぐに判断していたことを一度保留して観察してみる。無意識に判断していたことを、意識下に置き、一度観察して考えてみる。
「常識とは、あなたが18歳までに身に着けた偏見の塊である。」
アインシュタインのこの言葉で今日は締めたいと思う。
本日も最高の1日でした。
明日も最高の1日にしましょう。
ではまた!
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神沼 拓海(かぬま たくみ)
1996年2月21日生まれ(25歳)/神奈川県横須賀市久里浜出身
【サッカー】Aries Tokyo 所属
【ビジネス】株式会社モトックス (ワイン専門商社) 3年勤務 / 株式会社SEA 代表 ~地元よこすかをより魅力的な街に~
【学校】遊学館高校/東京農業大学 【資格】J.S.Aソムリエ #日本一サッカーが上手いソムリエ
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