山門木部解体作業が進む
万寿山聖福寺山門解体作業は3つの屋根の野地板を支える垂木が全て取り除かれた状態となりました。
棟木を支える大きな垂木は互い違いに組んであり、細い垂木を支える木部には丸釘と角釘が使われていた
また漆喰壁も全て取り除かれて今まで見えていなかった部分があらわになっていた。
また建てる時に間違わぬ様に文字で印を付けているのが見えやすくなってきた。
また大雄宝殿は今年11月から素屋根の足場組みが始まる、その前に完全に堂内を空にする作業を行った。設計監理者の文化財建築物保存技術協会の方との話で本堂内陣の形が異様であると内陣の柱がズレて立っているのはおかしいと、指摘を受けてもこれが当たり前と思っていた姿なのでこれで良いのでは?と感じました。
また内陣両脇の前面の漆喰壁も塗る必要性は無いはずとも言っていたので釈迦三尊の両脇に棚があり大般若経六百巻や講本等を収めていたので垢隠しに漆喰壁を塗ったのでは?と言いましたが、経本の大切さは建築専門の担当者には専門外のようであまり理解されていないようでした。