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ぐりとぐら

絵本の定番といえばこれ。
日本で幼少期を過ごした子どもであれば全ての子供が通る道だと思われる
「ぐりとぐら」
これを知らない方はモグリだろう。
この本は日本の中を探しても最高峰だろう。
と前回とは打って変わっての高評価をつけている自分にびっくり。
しかしこの本には絵本とはなんたるかや絵本の魅力全てが詰まっていると言っても過言ではないのですよ。

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この本も福音館書店から出ています。あらすじを掲載。

お料理することと食べることが何より好きな野ねずみのぐりとぐらは、森で大きな卵を見つけました。目玉焼きにしようか卵焼きにしようか考えたすえ、カステラを作ることにしました。でも、卵があまり大きくて運べません。そこでフライパンをもってきて、その場で料理することにしました。カステラを焼くにおいにつられて、森じゅうの動物たちも集まってきます……。みんなの人気者ぐりとぐらは、この絵本で登場しました。

森を歩いてると自分の何倍も大きな卵が落ちていて
ノネズミ二匹があの手この手で運ぼうとするも全く動かず
「それならここで調理しようZE☆」と物語は進んでいくのだけど
この絵本ならではの優しく、かつ絵本以外ではあり得ないシチェーションに
子供心ながらドキドキしたのを覚えています。

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大きなパンケーキは二人には食べきれないほど沢山で

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最終的には良い匂いに釣られた森の動物等がみんな集まって仲良く食べる。
絵本に求められている
ワクワク・ドキドキ・ファンタジー・夢・皆が笑顔・読了感の良さ
この全てが詰まっている本当に素敵なお話です。

これもまんじゅうさんが居なければ大人になってまで読み返すことはなかったであろう名作でございます。
いや、大人になったからこそ、もっともっと面白いのかもしれない。
最初から最後まで「素敵」が詰まったぐりとぐら。
私は大人ほど、今、この大変で殺伐とした時期だからこそ是非読んでもらいたい。
そんな一冊のご紹介でした。

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