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生成AIで効率的に作る!BtoBマーケターのためのeBook作成完全ガイド

BtoBマーケティングの一環としてeBookは非常に効果的なリード獲得施策です。しかし、eBookを0から作るには時間も労力もかなりかかると思われる人は多いかもしれません。

しかし、生成AIを使うとそこまで時間も労力も掛からなくなってきています。便利な時代になったものです!

本記事では、実際に「建物管理におけるDX推進のススメ」というeBookを作成した具体例を基に生成AIを活用したeBook作成の方法を詳しく解説します。

生成AIを活用することで、作業を効率化しながら質の高いeBookを作成できるようになります。

生成AIで効率化できるところ

生成AIは「ゼロから考える作業」を代行してくれる

何よりもこれが一番大きいかもしれない。eBookを作成する際、もっとも時間がかかるのが「構成の考案」と「コンテンツ内容の執筆」です。生成AIを活用すれば、これらの作業を大幅に効率化できます。体感で構成を作るのにかかる時間は1/3くらいになっているかなと思います。

例えば、以下のように依頼するだけで、大まかな流れや詳細なアイデアが瞬時に生成されます:

入力例:

あなたは優秀なマーケターです。
AIを活用してビル管理業務を効率化することをテーマにしたeBookのアウトラインを考えて。

目的:資料請求・問い合わせ獲得
ターゲット:ビル管理会社
コンテンツ:事例が豊富になるように考えて

きちんと目的やターゲットを定義しておけばそこまでズレた内容のアウトラインは出力されないと思います。

生成AIが出力した内容をベースにすれば、ゼロから構成を考える手間が省け、スムーズに作業を始められます。実施、ゼロから構成を捻り出すのはかなりエネルギーを使うし、億劫な作業です。それを生成AIの力を借りればほんの数分で構成を作り上げられます。

ただし、出してくれた構成をそのまま使うと少しズレた文脈になっていたりするのできちんとチェックして自分の想定したものと違和感がないか確かめる必要はありますが。それでもかなりの時間削減にはなります。

細かい文章表現や見せ方のアイデア出しをしてくれる

どうやったら興味を惹くような文章になるか考えることも結構時間がかかるし、誤字脱字も出てきます。

これも生成AIを使うことで指示したらいくつか案を出してきてくれるし、気に入らなかったら何回でも案出しをすることができます。

言い方はちょっと悪いが、いつでも無料で企画・アイデア出しをしてくれる外注先みたいな存在です。

AIを活用したeBook作成の具体的なステップ

ステップ1: テーマ決定とアウトライン作成

前述したプロンプトのようにすることでほんの数分でアウトラインを考えてくれます。

入力例:

あなたは優秀なマーケターです。
ビル管理業務をDX化して効率化することをテーマにしたeBookを作ろうとしています。このeBookのタイトルとアウトラインを考えて。

目的:資料請求・問い合わせ獲得
ターゲット:ビル管理会社
コンテンツ:事例が豊富になるように考えて

アウトライン出力例:


タイトル:ビル管理におけるDX推進のススメ

  1. ビル管理業界が抱えている課題

    1. 人材不足

    2. 不動産業界におけるデジタル化の遅れ

  2. デジタル化を推進していくべき理由

    1. 業務効率化

    2. データ活用

  3. デジタル化推進の具体的なステップ

    1. ステップ1: 現状の業務プロセスの可視化

    2. ステップ2: ボトルネックの特定

    3. ステップ3: デジタルツールの選定

    4. ステップ4: 導入とトレーニング

  4. ビル管理におけるデジタルテクノロジー活用事例

    1. 清掃ロボット活用

    2. AI活用

    3. クラウド活用

    4. IoT(センサー、カメラなど)

  5. デジタル化の投資対効果(ROI)

    1. コスト削減事例

    2. 効率化による時間短縮事例


AIが出力してくれたアウトラインを元に、自社のターゲット読者に合う形で調整します。

ステップ2: 各章の内容詳細の作成

次に、アウトラインを基に具体的なコンテンツを生成します。以下のように、各章ごとに詳細を依頼できます:

入力例:

先ほどのアウトラインに詳細を肉付けして。

条件
・各項目に1スライド分の情報量を入れてください
・それぞれのコンテンツを肉付けする時に参考した文献も載せてください

これも生成AIを活用することで大幅に効率化できます。注意点としては生成AIはよく嘘の情報を勝手に作り出して最もらしく文章を生成するのでその内容が正しいのどうかはチェックが必要です。

生成してくれた内容が正しいものかどうかをチェックするためにも参考URLを一緒に出してくれるperplexityなどを使うと良いかも。

ステップ3: 具体的な事例の生成

eBookの説得力を高めるには、事例を取り上げることが重要です。AIを使えば、手軽に具体例を収集できます。

例:

AIを活用してビル管理業務を効率化した事例を教えて。

出典として記載する必要があるので、これも必ず参考にしたURLを出してくれるperplexityなどの生成AIを使うと良い。

ステップ4: 文章表現の工夫

AIは表現のリライトにも活用できます。たとえば、以下のような指示を出すことで、読みやすい文章に仕上げられます。

入力例:

「この文章をもっと親しみやすいトーンに変更して」
「ビジネス向けにより専門的な表現に変えて」
など

ステップ5: スライドの生成

ここまで作成してきたeBookのアウトラインをパワーポイントで作成してと指示すると出力してくれます。文字だけのスライドになりますが、いちいちゼロから作る必要がなくなります。

ステップ6: eBookへのグラフや図、デザイン装飾

ここまできたら生成AIが作成してくれたeBookにグラフや写真などのデザイン装飾をしてみやすいものにしていきます。

流石にここは生成AIを使って行うことはできないので人力で行う必要があります。
生成AIで自動化できる方法もあるかもしれないが、自分のイメージしたものを出力するにはかなり時間がかかるので人力でやった方が早いかもしれないと思っています。

ステップ5までほとんど生成AIを使ってeBookの構成から詳細内容、文章表現まで作成することができるので、かなりの手間・時間を節約することができます。
それに加えて様々なアイデアも出してくれるので、工数削減以外の効果もあります。

AI活用によるeBookの完成例

完成したeBookの一部を抜粋したものがこちらになります。普通に人力でeBookを作成するよりもかなり省力化してeBookを作成することができます。

表紙
本資料の目的
DX化を推進していくべき理由


AIを活用するメリットと注意点

メリット

  • 作業効率化:短時間で質の高いコンテンツが生成できる。

  • アイデアの幅が広がる:AIの知識を活用して新たな視点を取り入れられる。

  • 繰り返し可能:納得のいくアウトプットが得られるまで、何度でも試行できる。

注意点

  • AIの情報がすべて正しいわけではないため、必ず確認と修正が必要。

  • コンテンツの品質向上のために、自社独自のデータや視点を追加する。

そのため、AIを補助ツールと位置づけ、マーケター自身が監修し、内容を精査するプロセスが不可欠です。

ChatGPTを活用することで、eBook作成はよりスピーディーかつ効率的に行えます。
特に建物管理業界のような専門的なテーマでも、アウトラインの作成から具体例の生成まで幅広く活用可能です。

次回のeBook作成でぜひ試してみてください!

また、Xでたまにマーケティングのこととかを発信していますので、よろしければフォローしてください!

https://twitter.com/YNuero


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