D-SPRINGs発表:59歳で起業してみた
2021年4月14日 19時頃発表したものを掲載します。
こんばんは、鈴木万治です。
3ヶ月前、59歳の誕生日にスズキマンジ事務所を立ち上げました。名前はベタですか名刺はなかなかかっこいいでしょう。笑
デンソーの枠組みでは難しい、沿岸漁業などの社会課題の解決に取り組んでいます。59歳からでも決して遅くないことを証明できればと頑張っています。さて、では、なぜそんなことを考えるようになったのか?
私も約30年間本社に勤務していましたが、55歳の時にシリコンバレーに赴任しました。
赴任して間もない頃、現地のベンチャーキャピタルの人から「シリコンバレーの評価か、デンソー本社の評価か、どっちをとる?」と聞かれました。求められる成果指標が全く違うため二者択一が必須なのです。 私は迷うことなくシリコンバレーからの評価を選択し、指導を受けつつ約1年頑張りました。
結果、運よく現地の農業系のスタートアップと新しいビジネスを立ち上げることができました。
その時に実感したのはデンソーとシリコンバレーでは、仕事やり方やルールが全く違うということです。同じスポーツでも野球とサッカーの違いのようなものです 。
デンソーは10年間負けたことがないプロ野球チームを持っている球団のようです。野球では無敵ですが、サッカーをやったらどうでしょう?同じ人材でサッカーも勝ってるでしょうか?そこに気づくことが非常に重要です。
シリコンバレーは、ビジネスのワールドカップのような場所です。
私は、そこでメンターをやったりコミュニティに参加したりして、彼らの作法や若手の育て方を少しですが学ぶことができました。
皆さんご存知のように野茂選手がメジャーリーグに行ったことで、
今では多くの日本人が活躍しています。つまり「そこに行けるということが分かる」ことが大事だと思うんです。
他でもZOOMのEricさん、プロゴルファーの松山選手、彼らを見て、後に続こうと思う人たちも生まれますよね。
そこで、今私は自分が何らかのロールモデルになれるよう頑張っています。ただし、それは自分が目立つのではなく、若い人たちの役に立ち、次の世代につなげるような活動を意味しています。
どのようなお役に立てるかわかりませんが、何かあれば気軽に声をかけてください。ありがとうございました。