見出し画像

地頭力を鍛える 感想

本当は「具体と抽象」が読みたかった

この世で1番優れているサブスクリプションである図書館日本を借りに行った時、残念ながらお目当ての本はなかった。様々なYouTube動画やXのポストにて、読むべき本の中に必ず入っている本であったので、これを読んで頭よくなろう!と頭の悪い発想で向かった。既に借りられていて、1冊しか無かった為、別の本を探すことにした。この時点でモチベーションがかなり下がってしまったが、どうせなら、同じ作者の本を借りてやろう。そう思ってだだっ広い図書館の中を探していると、目に入った本がこれだ。

地頭って鍛えるもんじゃなくね?才能じゃね?

率直に考えたことだが、この本を手に取った当時の私は、本当にこのように考えていた。地頭がいいという言葉をよく聞いたりすることがあるだろう。残念ながら私は、聞いたことはあるが発言したことは無い、ただの凡人だ。と、このように思っていたので、このタイトルを見て何を言っているのか分からなくなった。

浅はかだった、今だからこそ読んでおきたい本

なぜこんなことを思ったか。
まぁ取り敢えず呼んでみるかと椅子に座り表紙をめくる。1番初めにプロローグのようなものが書かれていた。曰く、「現代はネットが普及し、専門家の知識が簡単にコピペできるようになった。これによって、論文を簡単に作成できるようになってしまった。そうではいけない、知識を目の前にした時、それを自分で考えて、解釈して、答えを出さないといけない。」
成程、自分も大学時代はコピペの達人だったと自負しているため、この文章は大いに刺さった。そして現在はAIの発達により、爆速でいい文章が生成できてしまう。
この本は今読んでおくべき本だと何となく思い、この本の出版年を調べたら

2007年 

であった。正直ゾッとした。自分がまだ小学校にも入っていない時代にはもう、著者は警告していたのだ。
人間は考えなくなるという事を。
ソフトバンクのCMを見てほしい。プランのひとつで
「PerplexityAI」の紹介をしている。
そこに写っているのは、考えることをやめ、AIに自分たちの行動を完全に任せている人間たちだ。

言い過ぎだし考えすぎと思うだろうか。

勿論CMだし、誇張している所はあるにしても、AIで検索したものを丸呑みにしている現代人は多いのでは無いか。

人類は考えなくなっている。

この本は、フェルミ推定に関する事や、あらゆる思考方法については執筆されている。だがそれ以上に、考える重要性について訴えかけられているような気がしてならない。
次回は具体的な活用方法についてnoteを書いていく。
しかし、私のnoteを丸呑みしても何も意味が無い。
自分で考えなければ意味が無い。
でもどうやって考えればいいの?

次のnoteをお楽しみに

いいなと思ったら応援しよう!