ファルス至上主義①【かなまら祭りレポート】
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4月3日、日曜日。
性器のお祭り、「かなまら祭り」に行ってきました。
かなまら祭(かなまら祭り)は、江戸時代に川崎宿の飯盛女達が性病除けや商売繁盛[3]の願掛けを行った「地べた祭」に端を発する。(Wikipedia「金山神社」より)
神奈川県川崎市…「音楽の街」とも言われるけどむしろ「性の街」や「夜の街」の方がしっくりくる街。ヤクザの街としても知られ、駅前では「銀柳街」といういかつい名前の商店街が栄えている。中国、韓国系の料理屋も多く、コリアンタウンまで存在する(大学生の頃半年くらいその近くに住んでたことがあった。常に異国語が飛び交っていて近くのコストコも外国人だらけだった)。神奈川じゃ有名な風俗街「堀之内」やホテル街も充実していて、夜の街と呼ばれる所以である。
川崎といえばやっぱり川崎大師。そしてそこに向かう途中には競馬場がある。人間の心の闇を徹底して絞り出させてる感じがある。
でもそういう川崎っていう街の、ある意味淀んだ部分さえも利用して祭りにしようって気持ち、良いよね。
かなまら祭りは毎年4月の第一日曜日に開催される。場所は川崎大師(平間寺)の裏側にある金山神社。…なんだけど実は金山神社の境内は結構狭くて今年は混雑しすぎて入場制限がかかるほど。鳥居から駅の方までディズニーなんか目じゃないくらいの長い行列が出来てた。あまりの混雑で珍しく石川とはぐれるというアクシデントもあったくらい。だから出店や催し物は近くの大師公園にも出てたり、本来関係ないはずの川崎大師でもにぎやかに屋台が出ていて、仲見世では例のチ○コ飴の亜種が売られている。客層は誇張なしに半分くらいが外国人。いや誇張したかもしれない。何にせよぐちゃぐちゃで本当に川崎らしい祭りだ。
11時に京急川崎で石川と待ち合わせした。会ってすぐにスミノフを手渡してきたあたり、「卍さんと会うときだけはエナジードリンク飲みます」と豪語してただけあるなという感じ。あとお互い何も言わなかったけど、二人で遊ぶときは変な帽子被る文化が自然にフェードアウトしてた。神聖な場所に行くなら無帽が望ましいってこと、心のどこかにあったのかもしれない。大師線に乗って東門前駅へ。俺は2年前くらいまでここに住んでたので、改札から出るなり懐かしい気持ちでいっぱいになった。
改札を出ると広がってる景色がこれ。
自分が住んでたアパートに寄って、俺の部屋に誰か住んでることを確認して金山神社に向かう。本当は後住の人に挨拶しておきたかった。子犬を
途中で駄菓子屋とか良い感じの喫茶店やコインランドリーを発見して、引っ越す前にもっと色々見て置くところあったなーと気付かされた。外国人贔屓でアイディーンケバブとシーラ(ネパール料理店)しか行ってなかったからな…。
例のごとく金山神社は入場規制だし、近くで神輿やってる気配もないのでとりあえず近くの喫茶店で腹ごしらえ済ませることに。
【ザ・商店】にも載せたけど、この、外観から滲み出るごちゃごちゃ感が最高な「フラワー」で食事をした。店内に進むと長いソファやカラオケ用のブラウン管、誰かわかんない人のサインや色あせた記念写真なんかが飾られてて「夜はスナック」の雰囲気がすごかった。年寄りがたくさんいてみんな雑談してた。
注文したのはナポリタン。石川が粉チーズをおかまいなしに使い切って、新しいのもらってすぐ俺が使い切った。おばちゃんが「使い切っちゃって!」って言ってくれたおかげで罪悪感が生まれない仕組みになってたのかな。
石川は「ナポリタン少なくないすか」とか言いながら食べてたけど後で「あの少なさがかえってちょうどよかったですね」と手のひらを返してた。祭り補正だね。ちなみにカフェオレは全然味しなかった。
ダラダラしてると窓の外の参道に人だかりが…旗を持った人が歩いて来て…神輿が…来る!!
わっしょいわっしょい。
まさかこんな特等席で神輿を見ることが出来るとは思ってもいなかった。いまさら言うまでもないけど神輿に担がれてるのはチ○コです。
(こいつは壮観だね。)
客も店主も総立ちで、身を乗り出して、観る。「今年からお神輿がここ通るようになったんだって!」おばちゃんが嬉しそうに言っていた。
同時に、店も結構混んできた。外に出たら神輿が往復して戻ってくるタイミングでやっぱり混んでた。
犬が悟りきった顔してた。
つ
づ
く
#かなまら #祭り #写真 #喫茶店 #日記