美術館での学び
普段やらないことをすることは脳にも新しい刺激があり、人生がより楽しくなる気がして、美術館に行ってきた。
昔から芸術や美術は、分かる人にしかわからないと固定観念がありしっかりと作品を見るために、美術館に行ったことがなかった。これまでに行った美術館はどちらかというと観光地的な意味だった。きっとそんな人も多いのではないだろうか?
今回は、作品をじっくりと見ると決め、名古屋市美術館に行ってきた。
結論として、とても良かった。
感想が浅いと思ったそこの貴方。浅くていいんだよ、個人の感想なんだから。学びとしては、「作品を見る側の受け取り方は、正解なんてない」ということだ。
BOTERO展というのがやっていたので、全く知らないが見てきた。キャラクターのようなユニークな人物画が知られる、コロンビア出身のアーティストのようだ。御年90歳でまだ絵を書いているとは、すごい好きなんだな。
一回見たら、夢に出てきそうなキャラ顔。みんな太ってる。ほぼ3等身。ムチムチの指、パンパンの服、目の錯覚がマッチョに見えてきたりもする。なんで誰も笑ってないのか。無表情の顔、まじで怖い。あれなんか見たことああると思ったら、進撃の巨人にこんな顔の無垢の巨人いたかもしれない。
マスクの裏でニヤつきながら、作品を見て回った。
ボテロに詳しい人がいたら誠に申し訳ない。きっと作品の裏側には、私のような凡人では気づくことのできない背景があったり、配置がされていたり、風刺があったり、色使いがあったりしたのだろう。でも素人だけど見てて本当に面白かった。モナ・リザを太らせるとか、全く発想が浮かばないし、牛の顔の女性の絵とか、ふざけてるやんと思ったし、太っちょバレリーナは実物でいたら見てみたいと思った。
ああ、自分、芸術楽しめてる。
これは、芸術通の方からすると正しい楽しみ方ではないかもしれない。しかし、誰かが書いた「絵」なんだから見た人がどんな事を感じてもいいと思う。自分がどう感じるかが答えであり、それが正解だ。
私にとっての芸術に対する答えがでてスッキリした。
簡単に言えば、「考えるな感じろ」ってことで、また何か見に行きたいと思う。
たくさん美術館に行ったら、なにか成長できるとは思っていない。これはただの経験だ。趣味だ。
夢に出てくるキャラがみたい人は、次は京都の京セラ美術館で、ボテロ展が開催されるということなので紅葉のついでに行ってみてほしい。
https://www.ctv.co.jp/botero/ボテロ展名古屋(リンク)