記憶と記録と
全てを覚えて生きていきたいと願ってきた。
日々を忘れてしまうことが悲しくて、毎日が記憶に残るくらい特別な日になればいいと。
そして願いは叶った。
毎日違う場所で、違う人と過ごせるようになった。心が躍るようなことばかり起きる日々。
特別だと言える毎日は幸福なように思えたが、不思議心がずんずん重くなり、過去に引っ張られるようになった。
記憶で心が飽和してしまったようだ。
いま、全てを忘れて生きていこうと思っている。
忘れることが悲しくなくなった。
いま、この場所を生きていられることのほうが美しくて。
当たり前で特別な毎日は、写真が覚えていてくれる。
四季が巡るように記憶は朽ち
写真が記録している。
今回展示したのは、怒涛の二十代半ばだった時間に撮ったもの。
私の身に降りかかったことはすっかり過去で、他人のような距離になった。
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個展「とけて、きえる」
東京にて、数年間ちちを撮らせてもらってきた写真をまとめて展示します!
・入場料500円(L版プリント付き)
グッズも入場料も現金のみの受付です
※2人とも終日在廊予定です
・7/21〜23 / 12〜19時(最終日は18時まで)
・Galerie Juillet
〒166-0002
東京都杉並区高円寺北3丁目41−10 メゾンジェイエ
来れない方もいらっしゃると思うので、グッズの写真集のみ通販での受注も受け付けております。
個展への想いです。
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月に20枚以上の写真群を10本以上掲載します。日々のメモ帳。
写真で呼吸する記憶。
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初月無料
日々撮った写真の記録。考えたことの記録。
サポートしていただいた売り上げは、今後の活動費用に充てさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。