温泉街に誘われ
ここ湯村温泉、連休は宿が埋まっており泊まれなかった。その腹癒せに足湯にだけ入ってきた。それから神社にお賽銭を入れた。小路も歩いたしお寺にも詣でた。観光マップにまで手を出して。夜の寝床がこの界隈でないことに対する悔しさは増すばかり。
理想の温泉街というもの。まず足湯は欠かせない。それから湯気立ち上りし場所、温泉卵など作れれば尚のこと好し。あとは小川、そんでから街と言うからには立派な宿が立ち並んでいて欲しいところ。寺社仏閣は無論のこと。
あんまり広くちゃいけない。ギュッとしてるべきだ。それでないと湯の有り難さが減ってしまう。山に囲まれているのが必要条件なのは言うまでも無い。何も無い山道を進んで行って、ポッと出てくるのが温泉街というものだ。
おやおや、この湯村温泉という場所はどうやら非の打ち所が無さそうだ。冷静に考えようか。この場所に訪れてから考えたわけで、満たしている条件を書き連ねただけではないのか。うん、そうだ、第一風呂に浸かってもいないのだから。
よく分からんが再度訪れる理由が完成したそうだ。内風呂に浸かり、但馬牛とズワイガニを喰らい、地の酒を呑んでぐでんぐでん睡。私の夢が増えた日でもあった。
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