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イッテンヨンだよ!

年季

昼前から新風館はアップリンクへ。お目当ては『フォーエバー・チャップリン チャールズ・チャップリン映画祭』である。一昨年の『アフリカン・カンフー・ナチス』を鑑賞した際、上映遅延のお詫びとしていただいたチケットを使用。一番観たかった『モダン・タイムス』はタイミングが合わなかったので『殺人狂時代(1947年製作)』を鑑賞。

「一人を殺せば殺人者だが、百万人を殺せば英雄だ。 殺人は数によって神聖化させられる。」のセリフがあまりに有名なこの作品。笑えるシーンは散りばめられてはいましたが。いや、劇場内でも笑いが漏れる声がちょくちょく聞こえるくらいに誰でも笑える映画ですよ。事実その点でも楽しめましたし。

ショップで購入したポストカード

ただ、ひたすらに重い。言うなればシニカルな悲劇といったところか。無論、無茶苦茶良かった。傑作たる由縁を肌で感じれました。想像とは違いましたけどね。それと個人的なことにはなっちゃいますが。復刻上映や記念上映で過去の映画を劇場で観るってのはええもんですね。私にとってはチャップリンなんて映画の中で観られている映画、みたいな存在ですから。なにかタイムスリップではないですが、浮世離れした居心地の良さがありました。

ポスターを総入れ替え

そうそう、予告で観た『ベネデッタ』が面白そうでした。『ピンク・クラウド』も思いの外。早いうちに1月の〈—観る会〉の作品選定もしていかなくては。『マッドゴッド』は独りかな。ジャン・コクトーは『詩人の血』を観たいです…!!

『ホラーの哲学』、ゆっくり読み始めました。美学や芸術哲学と比べて、領域が限定されているぶん読みやすいですね。予防線を張り過ぎず、テンポよく進める点(あくまで本筋の話)も含めて。

ホラーは、鑑賞者の感情反応が、理想的には、キャラクターの感情と並行になるジャンルのひとつである
p.47

上記引用に限らず、思ったより定義もしやすいジャンルなのね。第2章の〈フィクションのパラドックス〉の部分が楽しみ。ホラーだけに関わらないという前置きもあったことですし、プロレスなんかにも応用できるのかな?ちょっと違う?

というわけで本日はイッテンヨン(強引過ぎる)。ひっさしぶりにワールドで観戦。声出し、やはり良いですね。プロレスは現在進行形のストーリー、ゆえにこの時点での評価しかできない。それが面白さでもあるわけで。

ケニー/オスプレイにおける両者のプロとしての振る舞い、作品としての決着は凄まじさもありつつも、やはり素晴らしいなと。ネクストに期待です。

明日から仕事か…

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