元カレからの連絡
「manikoさん、久しぶりー。どうしてる?」
Noteを書くキッカケにもなった、元編集者のAさんから電話があった。
かれこれ、一年ぶりか?
(ちなみに、彼は元カレではない)
「フライトはないですけど、なんとかやってますよ。」
「まあ、色々大変だよねー。そうだと思った。」
うんうん、と電話越しに頷くAさん。
「実はねぇ、前回会った時に不吉な予感がしてたんだよね。当たっちゃったなあ。あははは」
その場で言えよと思ったが、思ったところで香港がめちゃくちゃな状況なのは変わるわけでもない。
「そういえば、最近note書いてないじゃん。あなたは変人なんだから、もっと自分のことさらけ出してみたら?」
と、Aさん。
本当に香港の未来を一年前に察していたかは不明だが、この人は危険なものとか、やたら動物的な勘が冴える。
ミーティング15分前にもかかわらず、わざわざ時間を作ってくれたことに感謝の意を込めて、またnoteを書くことにした。
不思議なもので、連絡が来るときは全ての人から連絡が来る。
Aさんより少し前に、元カレからも連絡があった。
しかも、1人ではない。
•元カレB
•元カレC
Bは、わりと直近まで付き合っていた白人系の外国人で、Cは2年前に別れた男だ。
ちなみに、Cも外国人だが、アジア系だ。
男って、よく保存型と言われるが本当にそう。
思い出した頃に、ふとメッセージを送ってくる。
ところで、私は香港に来てから、
一度も日本人と付き合ったことがない。
なんか、日本人の男に魅力を感じなくなっているのか、
それとも単に魅力のある日本人に会ってないのか、
両方だと思う。
とにかく、今日は男たちからの連絡が沢山あった。
元カレの他にも、
•現在連絡を取り合ってるD
•一度会ったが、イマイチ度半端ないE
•なんだかよく分からないが、結局私に気がないんだろうF
•あんまり会話も弾まず、かろうじて覚えてるようなG
上記は、マッチングアプリで出会った男である。
ちなみに、まだGには会ったことがなく、会うことになるかも微妙。
“Hi, how are you?”
(元気?)
という当たり障りのない会話から、元カレとの会話は始まった。
彼はしばらくの間、国に帰っていたらしいのだが、なんとなくその頃から、
「今、お母さんのためにサンハウス建て中」
とか、
「今日は小型飛行機飛ばしてリラックスした」
とか、
「これ、ボクのプロデュースした家」
とか、
写真を添付したり、ちょくちょくメッセージを送ってくるようになっていた。
ちなみに、元カレはパイロットである。
「帰ったら、新しい引っ越し先探すの手伝ってあげるよ!」
とか、
なんとなく、また会いたいような雰囲気を醸し出していたが、
やはり
「昼一緒に食べる?」
と、誘いが来た。
別れてから、2ヶ月以上が経っていたので、
お昼ぐらいならいいだろうとOKを出した。
元カレの家は、車だと30分くらいだが、
バスだと一時間はかかる。
窓から外を見ると、雨がダバダバ降っている。
(これは早めに出た方がいいかもなぁ)
そう思っていると、元カレが
「Uberを呼んであげようか?」
と、提案してくれた。
なので、ありがたくお願いすることにした。
他の男たちへの返信は、
“Good morning:) I’m good thanks! How are you?”
(おはよう😃元気だよ!ありがとう。あなたは?)
という当たり障りのない文章をそれぞれ送り、
放置した。笑。
私はメッセージのやり取りは、あまり得意ではない。
面倒くさいのだ。
しばらくすると、また違う男からメッセージが来た。
Hからだった。
Hは、最近唯一会った日本人である。
こちらもマッチングアプリで知り合ったのだが、
名前もイニシャルだし、説明も英語だし、顔もチャイニーズぽいし…とにかく、日本人に見えなかったのだ。
育ちもヨーロッパらしく、大学も海外の大学を出てるとのこと。
ABCというのは、アメリカン・ボーン・チャイニーズの略なのだが、
アメリカ生まれでないけど、
「ボクよくABJ(アメリカン・ボーン・ジャパニーズ)って言われるんですよね。」
という自己報告から、自分も海外で育った帰国子女なので会話が弾み、会うことになった。
だが…実際に会ってみると、良い人なんけど、
顔はザ・日本人という感じで、全体的に体も薄くて、
鍛えてる筋肉質な体が好きな私にはピンとくるものが
なかった。
自分で立ち上げた会社をやってるらしく、お金には困ってない様子だし、とにかく良い人は良い人なんだが、
彼とセックスできるかと言われれば、
出来るかもしれないけど、興奮するかと言われれば
しないと思う。
そう、セックスアピールに欠ける男性だったのだ。
しかし、本人にそんなことを言えるはずも必要もなく。。
当たり障りなく終わった。
でも、気に入ってもらえたのか、またランチ行きましょうと二回目まで会った。
しかし、特に何か感じることがあるわけでもなく、
やはり良い人止まりだと思っていたところ。
「良かったら、今度ボクのうちでテイクアウトしませんか?」
と。
おおおーーー!お家へのお誘いが…!!
しかしさすがに、家に行って何もないってこともないだろうな…でも、何もしたくないなぁ。
そんな風に思ってるうちに、返信するのを忘れてしまった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?