雑感
やけに攻撃してくる人、見下してくる人、馬鹿にしてくる人、否定しかしてこない人に反撃したり説得し続けても状況悪化するのが大半。
こちらに悪意を向けてくる人のことは
なるだけひらりと交わし距離を置いてみること。
会話を少しやめてみること。
そしたら見えてくることがある。
相手がやっぱり意地悪だったんだとか、
自分が冷静になれてなかったんだとか。
その人に「分かってもらおう」と歩み寄ることで
心はザリザリとすり減るのを私は知ってる。
うんざりして涙も乾く虚しさを私は知ってる。
「分かってくれない人(分かろうとする姿勢が全くもって見えない人)」というのは
いつまでも「分かってくれない人」なんだと、
それをこちらが「解る」必要がある。
悲しいことを言っているようだけれど。
こんな悲しいこと本当は言いたくないけどね。
柴田聡子さんの『雑感』という曲が好きだ。
言葉に表しようのない悲しみ、落胆、虚しさ、疲れ、分かってもらえないことへのあきらめ、ぼんやりと考えてること。
こういった複雑な感情、とりとめのない雑多とした感情を詰め込んで、ふわりと、時に辛辣に歌ったこの曲。
『雑感』というタイトルがまさしくふさわしい。
これまで自分が人に伝えようとしてもうまく言葉が見つからなかった複雑な感情が曲になっていることがうれしくて、
初めて聴いた時涙があふれた記憶がある。
私は頭の中でぐるぐるぐるぐる複雑な思考が常に飛び交っているタイプ。
「雑感」や、悲しく虚しい複雑な感情と付き合いながら私はいま前に進み始めている。
そして、この曲に出てくるような複雑な感情を持ちやすい私から言わせてもらうと、
そういう人のことを馬鹿にしないでおくんなまし
と思ってしまうわけです。
「いちいち気にするな笑」とかね。
OMSB『ALONE』にも非常に「雑感」を感じる。
"気にしてきた人""痛みを経験してきた当本人"に突き刺さる曲たち。
複雑な、簡潔に表現しきれないようなたくさんの感情がここに綴られている。
柴田聡子『雑感』と、OMSBのアルバム『ALONE』にくらった人々へ、
どうか幸せが降り注ぎますように。
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