子供との日々 | 新たな門出
3月最終日。
今までの生活に別れを告げて、
新たなスタートへと進んでいく方々も
多いのではないでしょうか?
我が家の6歳の娘たちも、
今日、長年お世話になった園で過ごす
最後の日になりました。
ザアザア降りの雨の日も、
風で飛ばされそうな突風の日も、
暑い日も、寒い日も、
毎日毎日、毎日毎日。
最初はベビーカーを引きながら、
「こんな小さな子供達を預けて
大丈夫だろうか?」と
罪悪感に苛まれた事も
少なくありませんでした。
でも、いつも温かく見守って下さる
先生方に支えられ、
たくさんの方から惜しみなく
愛情を注いで頂けた娘たちは
本当に幸せだったな、と改めて思います。
ー
少し前に終えた卒園式で、
園長先生が下さった言葉があります。
少々緊張気味の子供達一人一人の
お顔を見つめながら、
こんな言葉から始まりました。
「これからみなさんは、
沢山の大切なものを見つけていくと思います。
その中でも
一番大切にして欲しいものがあります。
それは何だと思いますか?」
・・・
キョロキョロとお互いを見つめ合い、
首を傾げたり、ちょっと恥ずかしそうに
笑い合う子供達。
その様子を見守りながら、
「愛情」「笑顔」「お友達」
そんな答えを言われるのかな?
なんて想像していた私。
ー
「一番大切にして欲しいもの。
それは”自分”です。」
ー
突如、園長先生から発せられた
暖かく力強い言葉に、
ハッと驚き、その後、得も言われぬ感情が
心の底から押し寄せてくるものがありました。
「どんな時でも、自分を大切にする事を
どうか忘れないでください。
自分を大切にするって、
自分を好きでいる事だと思うんです。
これから自分の色んな部分を知って、
どうか、自分を好きでいてください。
ー
ここにいる皆が、なぜあなたを見て
ニコニコと笑顔でいるかわかりますか?
みんな、あなたの事が大好きだからです。
その事も、是非覚えておいてください。」
ー
子供達には、まだ難しいかもしれない。
園長先生がお話くださった事を理解するには
まだまだ時間が必要かもしれない。
でも、心の奥の奥で、いつかその言葉が
子供達の心の支えとなり、力となってくれる。
そう感じずにはいられなかった時間でした。
こんな素晴らしい想いを持って、
子供達と接してくださった
先生方や園での時間は、
きっと子供達の新しい生活でも
大きな力となってくれると信じてます。
ー
そして、新しい生活をスタートされる
多くの方へ。
どうか新しい環境でも、あなたらしく
自分を大切に、周りを大切にしながら
新たな生活を大いに楽しめますように_