子どものいる生活|不安定な双子の娘
朝6時、
だるい体を持ち上げて二人の娘たちを起こす。
「朝だけど今日は公園、行く?」
そんな会話から我が家の朝はスタートする。
ー
4月に入り、双子の娘たちが小学校に入学した。
新しい生活、新しい環境になかなか順応できず、
二人とも苦戦している。
特に朝になると気持ちがどんより落ち込み、
「学校が怖い」「行きたくない」と
泣きじゃくる日や、
体が石のように動かない日もある。
そんな中、
少しでも朝の時間を楽しく過ごせないか?と
最近は朝早く起きて、
少し公園で遊ぶということをしている。
ー
そんな訳で、今日も3人で
朝早くに公園に行ってみる。
するとラジオ体操をしに
集まりだしたおじいちゃん、おばあちゃんが
公園の掃除をしている真っ最中。
遊具で遊ぶ子どもたちを
ニコニコして見つめながら、
来る人来る人娘たちや私に話しかけてくれる。
「すらっとしてて素敵ねー」
「何年生?」
「とっても可愛い二人」
「今が一番可愛いわよね」
「見てるだけでパワーを貰うわ」
なんて具合に。
そんな優しい言葉や、
お褒めのシャワーを浴びて、
娘たちもまんざらではない様子。
照れながらも嬉しくて、
私の周りをぐるぐると回る。
不安定な娘たちの状況に、
心がひどく疲れていた私も、
なんだかとても癒される時間。
ー
地域のおじいちゃん、おばあちゃんと
最近はめっきりと
接する機会がなくなっていたけれど、
彼らの「褒める力」は凄まじい。
子どもたちの存在そのものを
肯定してくれるような
言葉の数々に涙が出てきそうになりました。
ー
そういえば、小学校に入ってからは、
「できた、できない」で判断されたり、
(してしまっていたり)
褒められることがめっきり
減ってしまっていたように思う。
先生や学校を非難するつもりはないが、
現在娘たちが通う学校は規則が厳しい。
以前学級崩壊や様々なトラブルがあったようで、
その経緯も大きいとは思うが、
大人の私が聞いていても
息苦しくなるような厳しい口調、
生徒との関わり方に
正直自分の心がモヤモヤする事も少なくない。
そして、そんな息苦しい環境への変化に
娘たちの心が追いつかないでいる。
そんな娘たちに対して、私は何ができるだろう?
答えはまだ、見つからない。
でも、小学校で不安な時間を過ごす分、
家庭や周りの人たちが、子どもの存在を
しっかりと認めてあげること。
受け止めてあげること。
そんなことの大切さを感じるとともに、
周りにいて下さる地域の方の暖かい言葉や
存在にただただ感謝する今朝の出来事。
明日はどうなることだろう?