クローゼットを見た 記:大橋


2020年12月ですからもう半年も前です。光陰矢の如し。

ヤクザと家族が思いのほか最高で、藤井道人監督のほかの諸作を見ていて、出遅れてしまいました。

Amazonさんに400円をお支払いして見てみました。そしたら、いきなりハンディビデオの映像で、なんか、祈ってる女性いるじゃあないですか!これってコクソンで見たことある、魔除け的なやつだ。
なんてことを考えていたらガッツリと🔪

これホラーじゃん。
苦手なんですよ、ホラー。しかもいま何時だと思ってんだよ、24時だぜ。
・・・でももういま見るしか時間がない。

ホラー映画の質としてどうなのかは、よく知らないジャンルなんで判断ができませんでしたが、社会問題を盛り込んだというのが、やはり新しいのかもしれません。
そもそも妖怪や幽霊の類の話というのは現世の恨みなどがレーゾンデートルになっていることが多いので、社会問題との親和性はあるんでしょう。
ちょっとゴーストバスターズ的でもあり、クスりとするところもありますが、怖い。

学びとしては、やはりモノで子供を釣るってのはニグレクトで、広義の虐待なんだなということ。移動中にYouTube見せてる親とかもそうですが、これでは物や金に頼る子供に育つことは必定。結果いつかは自分の首を絞めることになりそうです。
状況に満足できるようになるためには、とにかく対話と、その結果こちらも変わるための努力をすることです。

劇中、「なんで答えが決まってるのに聞くの?」というシーンがあります。どうしたい?とか選択権ないのに聞くなよ、と。これは、鋭いツッコミでした。

しかし、こうして眺めてみると、芹沢が選ぶ映画は、家族ものが多い。潜在的に家族を求めているんじゃないかな〜


通常のホラー映画ってツッコミどころ満載ですが、なんであのタイミングで父親を殺ろうとしたのかは謎でした。もっと前にいけただろ的な。
なんか、結界破ったとかありましたっけ?

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