言葉なんて通じなくて当然って思えたら最強。

 伝えるのは難しい。
 でも同じ日本語喋ってたらだいたい通じる。

 ほんまに?

 俺はそうは思わない。

 この思い込みがどれだけ円滑なコミュニケーションを妨げているか、相手に不必要なプレッシャーを与えているか。

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 最近気づく機会が3つあった。

 バイト先の難聴の子との会話。
 農家のおじいちゃんおばあちゃんとの会話。
 デタラメ語話者との会話。

 そう,デタラメ語。本当にあるんです。ググってみてください。現代人には必要な要素がたくさんあります。

まず、バイト先。

 難聴のため、言葉によるコミュニケーションが成り立たない前提で動ける。

 もちろん、その子はすごいことにこちらの唇を読んでくれる。

 当然聞き取りにくいこともあれば、マスクをしていてはわからないことの方が多い。

 それでも伝わらない前提のコミュニケーションだから、全然イライラしない。
 むしろ問題なくない?って感じ。
 むしろ伝えるの下手くそでごめんって感じ。

 これが耳が聞こえたらどう?

 何でわからんの?
 さっきもゆーたやん!
 ちゃんと聞けよ!

 もう悲惨、、

 伝わらんくて当然。

次に農家さん。

 とても気さくに皆さん話してくれる。

 けど、一つ言いたい。
 発音むずすぎる。
 ポルトガル語よりむずいし、英語より絶対むずい。

 正直最後の、だべ?んだんだ、しか分からん!

 すみません。うその「あっ、はい!」を何回ゆーたことか、、

 でも大切なことは伝わるし,伝わってる。
 雑談が鬼むずい。ジャパニーズスラング、ソーディフィカルトと言いたい。

 もはや分からんもんはわからんと割り切っている!

 伝わらんくて当然。

 最後にデタラメ語。

 これは強烈やった。

 就活のプレゼンでかましてきた。

 @&$#k@82&&hgso&:¥20@@/jjsoenf&¥¥9@¥%#3\£@@=£€!?

 !!!?????????!!!

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 本当の変人だと思った。

 でも違った。何なら俺より賢かった、、

 デタラメ語は存在するし,思考せずに話すことでアイデアが生まれやすく,リラックスできるとか。

 確かに言語化できないことは多いのに、無理矢理言語化しにいっているなーって思った。

 ダンス教える時とか、言葉崩壊してるなーって思った。
 グワってやる!そこはシュッと!で、スパパって!ツゥクツゥク、チキチキ,ドゥンタ!

 分からん,自分でもわからんけどそんな感じなんやよね。

 あと、はんにゃのずぐだんずんぶんぐんゲームを思い出した。

 小学生のときハマった。
 そこらへんで踊ってた。

 ずぐだんずんぶんぐん♪
 えすたんすんぽんしゅん♪
 かんてん、ぽんてん、たんめん、イェイ♪

 でも楽しかった。
 多分それが正解。
 意味はない。全くない。

 伝わらんくて当然。

こんな気がする

 世の中言語化できないこともたくさんある。でも正解を言葉に求めるから、しんどくなったりするやと思う。

 答えを探して、Googleを旅したり、図書館を旅したりするんやと思う。

 絶対に答えはあると信じて。
 止めはしないけど、おそらく大変。

 ないと思うけど探してみるわ!くらいのスタンスの方が人生生きやすいんちゃうかな?

 図書館員さんがすみません,見つかりませんでしたって言わなくていいし,Siriも困らない。
 何より自分がイライラしない。
 ま、ないよねーって。

 話通じんかったわ〜って時に,伝わらんくて当然って思えたら強い。

 伝わらないものをいかに伝えるかを本気で考えるから。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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