マレーシア、医師の退職とストライキ
マレーシア、特にクランバレー(首都圏エリア)の国立病院で、正規雇用ではない “契約雇用の医師“ の退職が相次いでいるとの事。
その契約医師の団体 Hartal Doktor Kontrak が、患者の状態に配慮しながら7月26日にストライキを行うそう。もう本日ですね。
こちらは7月23日付、Hartal Doktor Kontrak の声明。
政府はこれまでの訴えに応じて契約期間の一定延長を認めたものの、医師がスペシャリストとして進む課程のシステムと矛盾が生じており、また契約医師を全員正規雇用にすることを求めています。
福利厚生や給与の違いからすでに諦めて転職した医師もおり、その多くが「契約医師時代より収入が上がった」というのですから、察するに余りある…。
この問題は以前から指摘されており、ストライキも初めてではないそう。公立病院はCovid-19の患者のメイン搬送先であり、彼らの待遇改善は国民の命に直結しているはず。まして、すぐに代わりが見つかる職業で無いことは明らかです。
人の使い捨て、やりがい搾取の構造は日本も同じ。どの国にも負の側面はあるけれど、17,000名の感染者が出ている今のマレーシアで、この問題はどうしても見逃せないなと。もしこれ以上医師が退職したらどうなるか…(Hartal Doktor Kontrakは、既に医療崩壊している事実を政府が隠している、と主張しています)。
外国人の私にできることは少ないけれど、明日のストライキの様子を見届けたいと思います。
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マレーシアから世界とつながる|グローバル視点の子育て
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