グルージャジャとゾラージャの奥さんが登場しない謎について
最近、黄金のフィナーレについての考察や感想について目に触れる機会が増えてきたように感じます。
一方で記事中で疑問を呈しながらも疑問を疑問のまま放置し、本論を進める記事がありました。
そこで私なりにこの疑問に答えるnoteをしたためてみんとします。
初noteのため乱文乱筆についてはご容赦願います。
※本記事には FINAL FANTASY XIV パッチ7.0 黄金のフィナーレ のネタバレが含まれます。
私が拝見した記事の多くはとても興味深く視点も新鮮で、そういう考え方もあるのかと刺激を受けました。
ただ複数の記事の記述に「なぜゾラージャの奥さんがでてこないのか」「ゾラージャの母親はでてこないのか」といったものが散見されます。
プレイ中に私の中で一つの答えに辿り着いたので共有させていただきます。
①奥さん死亡説
これが一番易く想像できるのではないでしょうか。
劇中にでてきた時点で亡くなっているため「出てこれない」という考え方です。
グルージャジャの登場時点で奥さんは出てきません。
ゾラージャの奥さんについても時間軸にズレが生じているため、30年(?)の間に亡くなっていても不思議ではありません。
ただ、グルージャジャの奥さんと言えば王の奥さんです。女王が亡くなって悲しみに暮れたというような表現は劇中であったのでしょうか?
サブクエストを全てやったわけではないのでもしかしたらそのような記述があったのかもしれません。
メインクエスト中で何かしら言及されていたような記憶は私にはありません。
王族の婚姻や女王の死は国にとって一大事です。
そんな出来事が特に言及されず、石碑にも刻まれていないのは違和感があります。
もしかしたら
元々存在しなかったのではないでしょうか。
②ゾラージャはどのように産まれたのか
論理は飛躍します。
奥さんがいないのにどうやってゾラージャは産まれたのでしょうか。
コーナやウクラマトの養子たちに対してゾラージャは実子と名言されています。
グルージャジャはゾラージャの父親。もしくは母親ということです。
グルージャジャは「良き父」であったと劇中で言及があります。
それは即ちグルージャジャが生物学的に父であったことを意味する、ということとイコールではありません。
グルージャジャ自身がゾラージャを産んだ可能性は全く否定されていません。
③グルージャジャ単為生殖説
つまり、私はグルージャジャがゾラージャを産んだのではないかと考えています。
え?オスなのに卵産むの?と思いますよね。
私が言いたいのは
「グルージャジャはメス」
ということです。
メスだからって哺乳類が一人で子どもを産めるか?
という疑問は当然です。
いや、そもそもグルージャジャは哺乳類じゃないですよね。
卵で産まれてるのです。
明確に爬虫類です。(もしくはカモノハシやハリモグラの仲間的な存在)
現実世界でも微小な生物を除いて動物で単為生殖を行うのは鳥やヘビ、トカゲの一部などです。
オスがいなくても卵を産んで孵化することがあります。
1匹だけ買っていたカメが卵を産んで孵化した。というような話しは稀に聞きますよね。
そのようにグルージャジャも卵産んだんじゃねーの?というのが私の主張です。
④さらなる論理の飛躍
グルージャジャは奇跡の子です。
奇跡の子は青いトカゲと茶色いトカゲの間の子として稀に産まれ、子を為しません。
でもグルージャジャには子どもがいます。
なぜか。
「奇跡の子は3倍体説」
を提唱させてもらいます。
通常の子作りでは奇跡の子はほとんど産まれません。
であれば、何かしらの染色体異常が発生しているのではないかという発想です。
性染色体がXXYもしくはXXXとなった子が奇跡の子として双頭で産まれてくるのです。
(双頭の因子が常染色体上に存在することも仮定できますが本記事では省略します)
3倍体って何?という説明は省きます。
種無しスイカだと思ってください。
種無しスイカは花粉を生成できません。
通常の奇跡の子は性染色体がXXYのため種を生成できず、子を為せないのではないでしょうか。
一方グルージャジャはXXXとして産まれ、卵を産むことができたのです。
XXXよりXXYのほうが産まれやすいという何かしらの環境的要因があるのかもしれません。
⑤導かれる結論
ここまでの論理としてグルージャジャはXXXです。
Y染色体を有しないため、グルージャジャが産むのはメスです。
つまり
「ゾラージャもメス」
です。
グルージャジャもゾラージャも戦士として育ち、心は完全にオスです。
一方で身体にはついているはずのモノがなく、卵まで産んでしまいます。
心と身体の性の不一致です。
そのためグルージャジャは養子をとり「良き父」を演じます。
養子をとったのは自分から産まれていない子を欲したからです。
対してゾラージャは自分を産んだ世界を憎み、破壊しようとします。
部族の尊厳を守るためでなく、自分が最強の「オス」であるためにです。
グルージャジャにとってゾラージャは産まれてくるはずのない忌み子。
ゾラージャにとってグルージャジャはこんな自分を産んだ恨むべき親。
だから仲が悪いのです。
ゾラージャがグルージャに対して冷たいことも同じように説明できます。
最強のオスからは産まれて来るはずのない子だからです。
グルージャもメスです。
⑥まとめ
以上より、グルージャジャとゾラージャの奥さんが劇中に登場しないのは
「グルージャジャもゾラージャも自分で卵を産んだから」
だと私は考えます。
登場しない人物には登場しない理由があるはずです。
劇中で語れないのは話題として現代ではかなりセンシティブだからではないでしょうか。
⑦最後に
ここまでご拝読いただきありがとうございました。
不快な思いをさせてしまっていたなら申し訳ございません。
突っ込み所も多くあろうかと思います。
単為生殖だからメスだってのはだいぶ暴力的な論理でした。
ジョークとして、こういう事を考えているやつがいるという程度に捉えていただければ幸いです。
グルージャジャの薄い本が厚くなることをお祈り申し上げます。