十一日目 令和元年五月九日 七時頃
東海道中有松日本橋 満願大成就膝栗毛。十一日目 令和元年五月九日 七時頃。相模國 箱根宿。箱根関。
【上段左】昨晩買っておいた朝食用のパンを食べ、六時半に宿をそっと出る。素泊まりなので、精算は前日に済ませてあった。
【上段中、右】箱根関所跡。十年ぐらい前に復元整備されたようだ。こういうのには大して興味が湧かない。ほとんど素通り。
【中段左】杉並木。
【中段中】芦ノ湖の向こうの霊峰富士を名残惜しみながら街道跡を歩く。
【中段右】身代わり地蔵。宇治川の先陣争いで名高い梶原景季がここを通りがかった時に何者かに襲われた。その時かたわらにあった地蔵が身代わりになったらしい。それ以来ここの地蔵は景季の身代わり地蔵と呼ばれるようになった。東海道の静岡以東の方は路傍の地蔵が極端に少なくなるが、地蔵信仰がなかったわけではないようだ。
【下段】賽の河原。珍しい地蔵大集合の地。江戸時代、地蔵信仰の霊地となっていたようだ。
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