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八日目 令和元年五月六日 十七時半頃
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東海道中有松日本橋 満願大成就膝栗毛。八日目 令和元年五月六日 十七時半頃。駿河國 吉原宿。
【上段】古いノコギリ屋根の木造工場跡。2021年12月現在、跡形もなくなっている。工場の中は駐車場になっている。工場の横に建つ工場事務所。趣深い作り。昔の工場の横にはこういう造りの事務所があった。
【中段左】神山時計店。商店街などなくぽつんとある。廃業している。
【中段中】毘沙門天妙法寺 門前の旅館。鍵がかかってないので、中に入って人を呼ぶが、誰も出てこない。
【中段右】少し手前にも旅館がある。この寺はだるま市で有名らしいので、旅館が沢山、と言っても二軒だが、並んでいる。尋ねてみると本日は休みなので素泊まりしか用意できないが、それでもいいかと言われる。お願いしますというと準備に時間が欲しいというので、妙法寺で時間を潰した。
【下段左】妙法寺の境内。誰もいない。
【下段中】東国の方はやはり地蔵ではなく道祖神。
【下段右】準備ができた頃合いなので、再び旅館を訪ねる。ほっと一息をつく。地図を見ても、この辺りには食料品店や食堂がない。仕方がないので、夕飯とよく朝飯は抜きだ。風呂にゆっくり浸かった後、遭難食みたいにチョレートや途中の無人販売で買った甘夏、そしてイルカのヒレで飢えをしのいで早々に寝たのであった。