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十日目 令和元年五月八日八時頃

 東海道中有松日本橋 満願大成就膝栗毛。十日目 令和元年五月八日八時頃。伊豆國 三島宿。

【上段左】守綱八幡社。常夜灯の盃状穴。弘化二年(1845)建立。

【上段中】妙行寺。念仏塔の盃状穴。安永十年(1781)?建立。石が風化して年号が読みづらい。「安永十 辛丑 歳十月十三日」と書いてあるような気がする。

【上段右、中段左、中】新町橋から眺める霊峰富士広重もこの辺りから富士の眺めを描いた

【中段右】頼朝の笠置石(右)。宝鏡院の境内にある。頼朝が参拝の際にここに笠を置いたと言う。三島七石の一つ

【下段左】再び新町橋からの富士。日本晴の空に白富士が映える。

【下段中】真立寺境内の髭題目の台座に彫られた立派な盃状穴。石が風化して肝心の建立された年号の部分が読めない。「乙巳」と読めるので享保十年(1725)、天明五年(1785)、弘化二年(1845)の何れかだろう。石の風化の具合と盃状穴、十干十二支を用いた年号表記のから明治ではないことは明らかである。

【下段右】旧東海道踏切。ここを渡ると箱根街道の入り口である。

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