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十日目 令和元年五月八日 十八時半頃

 東海道中有松日本橋 満願大成就膝栗毛。十日目 令和元年五月八日 十八時半頃。相模國 箱根宿。箱根関。

【上段左】箱根の関に到着。箱根駅伝ミュージアムがある。

【上段中】芦ノ湖の港

【上段右】まずは今日の宿を探さなければならない。港にあった案内看板で宿を探す。最初に目についた宿に直接出向いてみた。訊いてみると満室だった。なおこの「夕霧荘」は翌年に倒産した

【中段左】次に訪れたのは民宿「多喜」。訊いてみると素泊まりなら部屋を用意できると言う。二軒目で見つかった。運がいい。泊まれれば御の字なのでお願いする。十四時半頃に宿決定。

【中段中、右】ご主人に部屋を用意してもらう。その間、いろいろお話を伺う。体調が優れない、息子がいるがこの宿は継いでくれないなど。この宿は東海大学の箱根駅伝の定宿になっているらしい。優勝した時には、祝賀会に呼ばれたこともあったとのことだった。

【下段左】風呂の準備ができるまで、町中をうろつく。箱根細工の「関所からくり美術館」に入った。隠し鍵が仕込まれているからくり箱が大小沢山展示してあった。本格的なからくり箱はかなり値段が張るので、簡単な小さな箱根細工のからくり箱を自分用のお土産として買った。

【下段中】十七時半頃。宿に戻り風呂にゆっくり浸かる。明日の箱根峠の下りに備え、英気を養う。

【下段右】素泊りなので、街に飯を食べに出かける。箱根峠の夜は早かった。夕飯が食べられるところは十八時半で全て閉まっていた。同様に夕飯で路頭に迷っていたフランス人女性二人がいて一緒に探したが、コンビニエンスストアではない食料品店しか店が開いていなかった。そこで調理パンを買って夕食とした。

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