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シン・マンガのマンガ/マンガ表現研究編「目的が必要」

目的がないと楽しんでマンガが描けないと思います。

研究No.6/目的を持って描くと良い結果が出やすい

マンガ専門学校で講師を始めてから15年近くなります。
学生を見てきて気付いたことはたくさんあります。
その体験を通じて、マンガを描く上で「学生が必要な知識や技術とは何か」を学んできたのが「講師としての私の勉強」でした。

その体験と学びがなければ「講師」の成長はないのだろうと思います。

講師としての貴重な体験はいろいろとあるのですが、思いついた重要なことお話します。

学生の課題は、基本的には「作品を描く」ことです。
マンガ講師の仕事のメインは、一般的には描かれた作品(ネームの場合が多いと思います)に対してのチェック&アドバイスです。

学生は作品を描く時に考えることは「ストーリー」「キャラクター」「コマ展開」が中心となります。
「アクションもの」とか「ファンタジーもの」とかのジャンルを決め、「ストーリーの流れ」を「ネームで描き出す」学生がほとんどです。

おそらく今も昔も、このやり方をしているはずです。


私が講師として初めて受け持った学校での学生達の作品。
ストレートにキツイ言い方をすると、「何が描かれているのかが分からない・読み進める気が起きない」マンガがほとんどでした。

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