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リボーンの棋士のレビュー・感想【プロ棋士になれなかった男】

今回リボーンの棋士のレビュー・感想を掲載しております。すべて読んだ上で本気のレビューしていますので、漫画買うべきかの参考にしてください。

漫画大好き32歳の漫画レビュー君です。年間60万円以上漫画にお金を費やしてる漫画オタクです。「批判するなら全部読んでから言え!」をモットーに漫画レビューをしていきたいと思います。


リボーンの棋士の本気レビュー

総合評価:7.0/10点
ストーリー性:6.8/10
世界観:6.2/10
キャラクター:8.0/10

※評価は主観的評価です、漫画レビュー君のコンセプト・評価基準についてはこちらの記事を確認してください。

プロ棋士になれなかった男

リボーンの棋士は路傍のフジイを描く前の鍋先生の将棋の棋士をテーマにした作品。

将棋をテーマにした漫画は3月のライオンや苺と龍など数多くある。

リボーンの棋士も同じような将棋を題材にしてるが、他と違うのがプロ棋士になれなかった後の話であるところだ。

少し将棋の話をすると、ほとんどの将棋のプロは奨励会という将棋の育成学校(将棋の天才しか入れない)のようなものに入り、そこでプロを目指す。しかし、将棋のプロには残酷な条件があり、26歳までにプロになれなかったら強制的に奨励会を退会させられ、プロの道が"ほぼ"なくなるのだ。

26歳まで将棋漬けだった人がいきなり社会に放り出されるのだ。想像するだけで恐ろしい。

リボーンの棋士はその残酷な部分に焦点を当てた漫画である。

ではいつも通り簡単なあらすじから。

カラオケ店のアルバイトとして働いてる安住(30歳)。笑顔を絶やさない店員だが、どこか嘘くさい笑顔をしている。なぜならまだ将棋のプロ棋士になれなかったことのモヤモヤが消えてないからだ。

そのモヤモヤを打ち消すために安住は再度将棋を始める。

安住は奨励会のときプロ棋士になるため、自分の好きな挑戦的な将棋が出来なかったが、退会した今自分の好きな将棋を打てるようになり今までになく将棋を打つことにのめり込む。

先ほど冒頭であえて奨励会を退会した場合、"ほぼ"プロになれないと述べたが、実はプロに対してある勝率で勝てればプロになれるプロ試験を受けれる。

安住は再度プロへの挑戦を始める。

というのがリボーンの棋士のあらすじ。

正直に言います、将棋はルールは分かりますが初心者レベルなので「この手があったか!」や「形勢は後手が有利か」かなど全くわからない。

しかし、面白い。ヒカルの碁とかでもそうでしたが、囲碁のルール曖昧だけど面白いという感覚だ。

対戦相手との過去の背景があったり、師弟対決があったり、その時の心情が漫画越しにピリピリと伝わり、読者の僕も息が詰まりそうになる。

7巻で完結するからこそ、展開にストレスなく読み進められる。また流石は路傍のフジイの作者鍋先生。登場するキャラクターがどんどん好きになっていく。

最初は嫌なやつだった土屋も好きになっていくし、主人公じゃないキャラも好きになっていく。

何かを諦めてしまった、何かを始めたいと思う方はリボーンの棋士おすすめ!

リボーンの棋士と似た漫画

リボーンの棋士の空気感でいうとリボーンの棋士と同じ鍋先生の「路傍のフジイ」とやはり似ている。
将棋漫画でいうと「3月のライオン」や「目の前の神様」とかになるかと思う。

リボーンの棋士の基本情報

漫画名:リボーンの棋士
作者:鍋倉夫
ジャンル:将棋
巻数:7巻(完結済)


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