昔話
赤ずきん
狼は群れからのけ者にされた一匹狼だった。
食い物がなく腹を空かせて森から人里まで来た。
一人暮らしのお婆さんの家の庭に入りかごの中の鶏を食べようとしたがかごの扉を開けることができず右往左往していた。
鶏の叫び声を聞きつけて家からお婆さんが飛び出てきたが狼を見つけて慌てて家に入って戸を閉めた。
そこに赤ずきんがやってきたが、狼を見つけて持っていたバスケットを投げつけ一目散に逃げだした。
バスケットには食べ物が入っていたので、狼はがむしゃらにそれを食べだした。
そこに、赤ずきんの悲鳴を聞いて駆け付けた猟師が来て、狼めがけて鉄砲をぶっ放した。
おお、神よ!
狼は死んだ。
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