こどもの情景2

一郎と俊介と真太郎が自分の一番古い記憶について話していた。

最初に一郎が言った。
「僕が生まれた時、パパがママに『がんばったね、元気な男の子だぞ』
 って言っていたのを覚えている」
俊介が言った。
「僕はお風呂に入っていて、ママがお腹を押さえて
『あっ、また蹴ったわ。きっと男の子よ』
 ってパパに話してたのを覚えてるよ」
最期に真太郎が言った。
「僕はパパと泊りがけでディズニーランドに行って、次の日ママと帰ったのを覚えている」

小学生の時、国語で「いかにも」を使って短文を作りなさいというテストがあった。
僕は「いかにもたこにも足がある」と書いたが、✖だった。
採点した先生のセンスがなかったと、今でも思っている。

3歳の男の子が、たこ焼きを1個丸ごと口に入れて食べている。
のどにつかえて苦しそうだったので、母親が注意した。
「少しずつかじって食べるのよ。」
しばらくたってから見てみると、残りのたこ焼きが全部、少しずつかじられていた。

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