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「キツネノテブクロの咲く頃に」第7話 #ファンタジー小説部門
あらすじ・第1話→https://note.com/maneki_komaneko/n/n6e4ebdef1b6b
前回→<6>月のない夜の姫君(2)
**記事の終わりに目次があります。**
*********
キツネノテブクロの咲く頃に
<7>月のない夜の姫君(3)
(約4100字)
多くの人間たちは魔の一族のことを、魔妖の一種だと考えているらしかった。
しかし一族は、魔妖とは違う。
魔を身の内に取り込んでいるのは同じだが、魔に許されているが故に、魔妖のように飢えて、他の生き物が持つ魔を取り込まずには生きられない、ということはない。
だが人間たちには、それはどちらでもよいことのようだった。
軍の任務の一環としてわたしは、領地の境界を偵察しながら、人間たちの国を観察して回った。領地を脅かそうとする輩がいないか、情報を集める仕事でもあった。
掟により、領地である『聖なる魔の山』から出られない一族には、人間たちの国を侵略する気は微塵もなかった。人間の王の国を侵略したのは、ママを救出するためだけに行った、異例のことだったのだ。
その一方で、人間たちが一族の領地に攻め入る理由は様々だった。
過去の戦で一族に殺された者の、仇を討つため。
『聖なる魔の山』の麓の、広大な森を領土とし、そこにしかない貴重な鉱物や薬草を得たいから。
魔の一族の、不老の秘密を、その体に訊いて明らかにしたいから。
四方を人間の国に囲まれている一族はただ淡々と、ランプに群がる羽虫を叩き落すような戦いの日々を送った。それは昔から続いていることで、一族はむしろ、それを楽しんでいるようなところがあった。
人間より長い生を生きる一族の、娯楽。いくつかの人間の村を観察するうちに浮かんだわたしのその考えは、大きく外れたものでもないはずだ。
「魔の一族は、なんのために生きてるんだい」
偶然知り合った人間、自身を『魔女』だと言う女が、わたしに尋ねる。
「さあ。掟を守るためかしら。人間はなんのために生きているの?」
「さあてね。そうだな、アタシの考えだと、欲のためだね。ハッ、不毛な問いだったね、アタシが悪かったよ」
テーブルに向かい合って座る魔女は、わたしの前に置かれた木のカップに、ポットの茶を注ぎ直した。もう何度も訪れている魔女の家でわたしはいま、魔女に契約を持ちかけ、おおよその事情を話したところだった。
怪我を負ったわたしを助けるような、珍しい種類の人間。かつての人間の王の城にもわずかにいて、彼らの目的はわからないのだが、怯えた様子を見せながらも、わたしたちの益になる行動を取った。彼らはまた、一族でもないのになぜか、沈黙の精霊と契約でも交わしたかのようで、他の人間に対して、わたしたちに向けた行動やその結果のことを明かすことはなかった。
城の人間たちと違って魔女は、怯えた様子なんてものは一切見せなかった。
魔女は、こんな辺鄙な場所に住みながらも、通ってくる人間たちとの交流はあるようで、だがわたしのことを彼らに話さず、それを問うと、「もしアタシが世間話が好きな類の人間だったらね、こんなところには住まないだろうね」と答えた。
そうしてわたしは、この魔女に、弟を託すことを決断したのだ。
魔女と交わした『不毛な問い』の結果得られた『欲のため』という解答に、わたしはそれなりに納得したが、いまはそれよりも、明らかにしてほしいことがあった。
「そう。欲のために生きる、そこは人間も一族も、大して変わらないのね。それより魔女、契約するのかしないのか、はっきりしてちょうだい」
「急かすね。アンタの弟をアタシが預かって、それでアンタはどうするんだい?」
「一族の者として、生きる。一族の手が弟に及ばないように、見張りながら」
「……そうかい」
魔女はわたしを見据えていた視線をすっと外して、茶を飲んだ。そして魔女は再びわたしと目を合わせ、言った。
「アンタはさっき、契約の対価は、アタシが望むものをなんでも、と言ったね。それは交渉としては、まずい進め方だと思うんだがね」
「次にこんな交渉をすることがあれば、気をつけるけれど。それで、おまえの望みは、なに?」
「例えば、アンタの体の一部を欲しがったら、どうするんだい?」
「かまわない。そんな物で済むのなら。ただし、弟が安全だとわかるまで、しばらくは渡せないかもしれない。問題のない箇所なら、いま渡すけれど」
わたしが立ち上がって剣に手を掛けると、魔女がそのキツネのような細い目を、わずかに見開いた。
「ここで。いったい、なにを切ろうってんだい」
「おまえが望むものよ」
「うるさいね。例えば、とアタシは、確かに言ったはずだよ」
わたしは椅子に座り直し、魔女を見つめる。魔女はため息をつき、それから言った。
「羽根。アンタの翼の羽根を、何本か。それでいいよ」
わたしはまた立ち上がって翼を背に出し、軽く広げて、魔女のほうに差し出した。
「どうぞ」
「はぁ? アタシに、ここから抜け、と? まぁでも、よく出来てるもんだね」
魔女はそう言って、わたしの翼の羽根を撫でた。そのうち魔女が、翼を広げたり、ひっくり返したりをしはじめ、わたしはふと気がついて、それを魔女に言った。
「おまえは。わたしに触れるのを、ためらわないのね」
「ためらう? なぜだい」
「『汚らわしい魔妖』には、人間は触れないものでしょう?」
「フン。まあ、そういう考えもあるかもしれないね。アタシとソイツは、違う人間なんだよ」
人間は個体差がありすぎるのではないか、と考えながら、それは頭の隅に追いやり、わたしは羽根をつかんで、抜いた。左右の羽根を二本ずつ抜き、魔女に手を開かせて、その上に置いてやった。
「なぁ、痛みはないのかい?」
「痛まない箇所を選んだわ。ああ、血が通った羽根がよければ、」
「いいや。この四本で、勘弁してやるさ」
魔女はわたしのことばを遮って言い、棚から透明なガラスの瓶を見繕い、わたしの羽根をそこに入れ、栓をした。
わたしは頭に浮かんだ疑問を、そのまま口にした。
「そんな羽根くらいで、対価として成り立つのかしら?」
「フッ、さあてね。ここからは、魔女の領分……まぁ少しくらいは、教えてやろうか? こうして魔を含んでいる羽根は、最強の魔除けの材料となるのさ。魔除けが出来りゃ、そこそこ高く売れるだろうから、安心しな」
魔女は細い目をさらに細めて、笑みを浮かべる。
「つまり、契約は成立したということね」
「まぁ、そうなるね」
「すぐにでも弟を連れて来るわ。けれど弟は飛べないから、次の満月にも間に合わないでしょうね」
一度翼を背にしまい、この家の戸口へと歩きながら、魔女に言う。すると魔女が「ハッ」と声をあげ、それはどうやら笑い声だったようだ。
「のんびり来りゃあいい。まぁ、追手の問題もあるだろうがね。それでなくても旅ってのは、危険だらけだし、いろいろと不自由だが……悪くないもんだ」
「悪くない?」
「そうさ。それにこの旅は弟との、最初で最後の旅になるんだろう?」
扉の取っ手に手をかけ、耳だけを傾けるように半身を魔女に向けていたわたしは、魔女のそのことばをすっかり聞き終えてから、ギイィ、と耳障りな音を立てる扉を開けた。外に出て地面を蹴りながら翼を出し、魔女の家を見下ろす。
魔女の家の周囲に生えるキツネノテブクロは、もう蕾をつけていた。
そうやって、時は過ぎる。
ひどく、簡単に。
最後の旅、とやらも。わたしがまばたきをしている間に、終わるに違いない。
わたしの中にいるあの生き物が、醜い呻き声を上げていようとも。
「国境を越えたわ」
弟にそう告げたとき、わたしはふいに、魔女のことばを思い出した。
「ここはもう、一族の国の外。そしてここからが、わたしたちの旅の本当のはじまり」
本当のはじまり、それは。
わたしたちが、わたしたちそれぞれの『本当』であるための、はじまり。
……終わりの、はじまり。
「うれしいな、これから姉さまと、ずっといっしょだ! ねぇ、姉さまは? ボクといるの、うれしい?」
弟がはしゃいで言い、わたしは弟を抱きしめる。
身の内の生き物の衝動にまかせ、だが嘘をつかないように、注意深くことばを選ぶ。
「うれしいわ、とても」
わたしは弟の耳に口を寄せ、言った。
+++
+++
弟と別れて魔女の家を発ち、一族の領地へ向かうわたしは、ほとんど休まずに飛び続けていた。
弟との旅でひと月ほどかかった行程をわたしは、この翼で、五日で終えようとしている。
一族の地、『聖なる魔の山』の頂はもう、そこに見えている。
月のない夜が来ていた。
一族の者たちの力が、わずかに衰える夜。
聖なる魔の山からもたらされる魔の力は、月の影響を受ける。満月には力がみなぎるが、月のない夜になると、体内の魔が減少する不快感が生じる。
だが、わたしだけはなぜか、月のない夜の影響をさほど受けなかった。
わたしは念のため、それを隠していた。それでもこの黒い翼と黒髪のせいで、『月のない夜の姫君』などと呼ばれたのは、なんの皮肉だったのか。
弟を城から連れ出した夜が月のない夜だったのは、偶然ではない。
この夜は毎回、早々に仕事をやめる者が多く、だから人目を避けて城を出るには、うってつけの夜だったのだ。
一族の地の、境界はもうすぐだ。わたしは、城下へ続く道がない側から境界を越えようとしていた。そこには人間の国との間に、険しい山と深い森が横たわっている。
一瞬。
ぞくり、とした感覚を覚えた。
理由のわからない、鳥肌の立つような違和感。
わたしは無意識に、地に降りた。
……そうだ。
この姿で戻る前に、様子を見に行くべきかもしれない。
服を脱ぎ、剣と荷を、見つけた木のうろに置く。ここはまだ人間の国ではあるが、この場所に至るには翼がなくては難しく、人間たちがこれを見つけることはない。
わたしは『四枚羽の鳥』の姿になった。黒い翼を広げ、飛び立つ。
一族の者相手に、鳥の姿を取っても意味はないのだが。気をつければ、人型よりは目立たないはずだ。
このときのわたしが考えて起こした行動は、あとから考えれば意味不明なものだった。違和感を感じ、それを持て余したわたしは、おそらく冷静ではなかった。
だが、この行動があとで、大きな意味を持つこととなった。
この、月のない夜に。
魔の一族は、人間たちの夜襲を受けていたのだ。
<幕間・2>創世記・祝福の翼
(約1500字)
むかし、むかし。
神はある生き物に一対の翼を授けた。
それは、鳥と呼ばれるものになり、鳥たちは地を蹴って飛び立ち、翼を広げ空を舞い、神に歓喜の歌声を贈った。
神の前に、一羽の鳥が進み出て、その白い翼を広げながら言った。
――美しい翼をお与えくださったことに感謝いたします。しかしさらにもう一対の翼がありましたなら、わたしは神の創りし生き物の中でもっとも美しく、神の栄光を後の世まで知らしめるものとなるでしょう。
神はその白い翼の鳥を祝福し、もう一対の翼を与えた。
こうして白い鳥は、四枚羽の一族の祖となった。
神の前に、また別の一羽の鳥が進み出て、言った。
――翼をお与えくださったことに感謝いたします。ですが、わたしに翼はいりません。
ずっとこの足で地を這っていたわたしは、世界に祝福を与えるあなたさまに憧れておりました。もし叶いますならばこの一対の翼は、地を、そして世界を祝福するためのものと成したいのです。
そしてかの白い鳥のようにさらなる祝福をお与えくださるならば、もう一対の翼も翼ではなく、祝福された世界を慈しむための、内在する器官としていただきたいのです。
神はその鳥を祝福した。
与えられていた一対の翼は落ち、代わりに腕が、その先からは手が生えた。
もう一対の翼を神が内在する器官に変えて鳥に与え、それらの大きすぎる祝福の代償として、その鳥の命が削られた。
こうして、翼を失い、ふたたび地を這うものとなった鳥は、人間の祖となった。
人間は神を真似て地を、そして世界を祝福し、この世界の創生がはじまった。
神は残った鳥たちにも祝福を与えた。姿をそれぞれが望むかたちや色に変化させた鳥たちは、相応に命が削られた。だがその鳥たちの中に、人間の祖となった鳥のように、翼を失うことを選ぶ者はなかった。
鳥たちは、人間が祝福した地に満ちるため、さらに命を削った。そして地に満ち、神に捧げる歓喜の歌を歌い続けた。
+++
四枚羽の一族の祖となった白い鳥は、神が人間に与えた祝福を見た。
神の創りし生き物の中でもっとも美しくありたかった白い鳥は、命をわずかに削って、人間の姿へ変化する力を得た。
また、人間が祝福しなかった地、『聖なる魔の山』を選んでそこに留まり、一族は魔の山の洗礼を受け魔を帯びるようになり、その力をも得た。
こうして四枚羽の一族は、人間の隣人となった。
だが彼らには、地を祝福する手と、内在する器官がなかったため、彼らは人間を理解出来ず、また人間も彼らを理解できなかった。
それでも、まだ創生間もない世界で、互いを尊重する思いが、それぞれにあった。
四枚羽の一族の始祖は一族の掟を定め、一族のすべて、また末のものに至るまでこれを守らせた。
それは、共に神の祝福を受けたものとして、創生の世に共存するための掟だった。
一、始祖の誓いに従い、我が一族と祝福の同胞を殺してはならない。
一、聖なる魔の山を我らの地とし、同胞の境界を犯してはならない。
一、沈黙の精霊との盟約の元に、我は同胞との約定を違えない。
一、翼を持たぬ子を同胞の地へ帰し、境界を越える一族は翼を隠し地を歩け。
時が流れた。
四枚羽の一族は世代を重ね、『聖なる魔の山』に留まることで魔の力を得た彼らは、いつしか『魔の一族』と呼ばれるようになった。
人間の短い命も世代を繰り返し、だが、魔の一族の五倍の世代を必要とした。
そして、共に神の祝福を受けた日から遠くの、悠久の時の彼方で。
人間も、魔の一族も、それぞれがかつて、同じ一羽の鳥であったことを忘れた。
<幕間・3>夜色の翼は高くに
(約1800字)
剣で裂かれた背中が、焼けるように熱い。地に伏し倒れていた女は、脇腹になにかを差し込まれて、強引に仰向けにされた。背の痛みに朦朧としながらもそちらに意識を向けると、人間の男が自分を足蹴にして、下卑た笑みを浮かべているところだった。
人間たちの夜襲。一族が忌む、月のない夜。聖なる魔の山が月の満ち引きに影響され、一族の者すべては、わずかに魔の力を減退させる。どうやら人間たちは周到に、一族の領地へ攻め入る準備をしていたようだ。一族の哨戒の目をくぐり抜け、あらかじめ開発していた、魔の力をさらに弱める魔導の技を巧みに用いて、城下を壊滅させ、この城への侵入に成功した。
城の庭園のあちらこちらに、魔導の技で作られた黒い杭が穿たれている。生じた結界にいる一族の者たちは、魔の力の恩恵が得られなくなる。かつて屈辱の日々に、自身の手首に嵌められていた、拘束具と同じ類の物だろう。
女を足蹴にした男が、こちらを見下ろしながら、すぐそばにいた、女から見てやはり下品としか言いようのない顔付きの仲間と、なにかことばを交わしている。女は、それを聞き取ろうとするなどという、無意味なことはしなかった。ほんの数秒前に女は、無意識に剣のありかを探り、しかしすぐに、その必要もないと悟っていたのだ。
男たちが油断をしていようが、剣がすぐ手に届く場所にあろうが、女はもう、指一本動かせない。
黒いドレスに包まれたこの身から流れる、夥しい量の血が女を、横たわるこの地面に縫いとめている。
だから。女はなにも出来ずにただ、待つしかなかった。
この世の生き物すべてに等しく与えられる、夜の帳の恩寵を。
女は、長い歳月を生きてきた。一族を束ねる始祖の血族の末として、誇り高く、誰よりも強く、そして美しく。己を初めて打ち負かした男と番いになり、掟により番いを一族の王とし、多くの子をもうけ、後の世へ血族を繋げる義務を果たした。
だが。たった一度、女は過ちを犯した。
人間の王による策略で、しなくていい深追いをさせられ、敵の罠に嵌まってしまったのだ。
女は対魔妖のための拘束具によって体の自由を奪われ、女を救おうとした一族の王は、女の目の前で人間の王の剣に裂かれ、絶命した。
これは――すべての光が消える間際の、夜の帳の精霊の囁き。精霊は女に、己の生きた道筋のところどころに、女に残された命の光を当てる。光が当たった先には、女が過去に置き去りにした、番いの姿があった。このようなものを己に見せる夜の帳の精霊が訪れたなら、もうそれほどには待たないはずだ。
ポツリ、と頬に一滴だけ、雨雲からの水滴が当たる。真っ白ではない、薄汚れた白に一面を覆われた空。雲が風に流れる様が小川のようで、しかしそれに流されずにいる、黒い染みのようななにかに、女は気付いた。
あれは、鳥。
高き所をゆく、黒い四枚羽。
最後にあの男の肖像画を見たのは、いつだったろう。見ると己の過ちを想起し、屈辱を思い出すからと、布をかけ、保管庫に鍵をかけてしまわせた。一族の者たちの口の端に、男の容姿が上ることすら禁じた。
それでも女は、己の番いの姿を、ありありと思い出せてしまう。
偉大なる先の王。
一族最強の、黒き翼を持つ王の姿を。
女は番いの夜色の翼、そして同じ夜色の髪を、美しいと思っていた。しかし、生まれてくる子らの翼は己と同じ、始祖の血族の白ばかり、黒髪の子も生まれてはこなかった。
だが、よりにもよって。
己の過ちの結果により、人間の王との間に生まれた子が、番いと同じ、夜色の翼と髪を持っていたのだ。
もう一人の子は、人間の王と同じ赤毛だというのに。
番いの夜色を持つ子がそこにいて、番い以外と契った証し、赤毛の子が、そのすぐ横にいる。身を内側から焼くような屈辱、嫌悪。夜の帳の精霊は女に囁いてそこに光を当て、だが女はもう、以前のような感情を抱かなかった。
――空の高くにいる、夜色の翼を持つ鳥よ。
さあ存分に、我の最期を見届けるがいい。
精霊の光が、消えた。
瞼の裏に残る黒い鳥の残像も、ぼやけてゆく。
これから己に訪れる――夢のない眠りは、なによりの祝福。
そうして、女に夜の帳の恩寵が訪れ、女は待ち望んだそれに、己の身を委ねたのだった。
つづく
次話→<8>そして、キツネノテブクロの咲く頃に(1)
キツネノテブクロの咲く頃に
<7>月のない夜の姫君(3)
<幕間2>創世記・祝福の翼
<幕間3>夜色の翼は高くに
【2024.06.09.】up.
【2024.07.07.】加筆修正
【2024.07.08.】加筆修正
【キツネノテブクロの咲く頃に・目次とリンク】
※カッコ内の4ケタは、おおよその文字数です。
<1>ボクは鏡にうつらない(1)(5300)
<2>ボクは鏡にうつらない(2)(6200)
<3>ボクは鏡にうつらない(3)(7400)
<4>夜に溶けて飛ぶ鳥(6200)
<幕間1>王国の滅亡と魔の一族の伝説(1600)
<5>月のない夜の姫君(1)(6000)
<6>月のない夜の姫君(2)(4800)
<7>月のない夜の姫君(3)(4100)
<幕間2>創世記・祝福の翼(1500)
<幕間3>夜色の翼は高くに(1800)
<8>そして、キツネノテブクロの咲く頃に(1)(7700)
<9>そして、キツネノテブクロの咲く頃に(2)(6500)
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