【パイオニアEDH】ティアマト
1.序文
※この章はデッキ構築になんら関係ないので、読み飛ばしていただいて構わない。
僕はドラゴンが好きだ。
MTGを始めたころ、スタンダードにはインベイジョンブロックが存在した。
弧3色に5体のドラゴンが存在し、特に《追放するものドロマー/Dromar, the Banisher》、《粛清するものクローシス/Crosis, the Purger》は憧れの存在だった。
当時中学生であった僕が限られたこづかいでパックを剥き、手に入れたのは《点火するものデアリガズ/Darigaaz, the Igniter》で、憧れの2体のドラゴンでこそなかったが、デッキの切り札にドラゴンを据えられることがうれしかった。
現在はEDHのドラゴンデッキとして、《始祖ドラゴン/The Ur-Dragon》と《溶鉱炉の暴君、チス=ゴリア/Chiss-Goria, Forge Tyrant》を所持している(チス=ゴリアについてはいずれ記事にしたいと思っている)。
パイオニアEDHで《激情で錬磨された者、ナヒリ/Nahiri, Forged in Fury》をプレイすることをあきらめた僕は次の統率者を探していた。同じボロスカラーで《フェイの血筋のケラン/Kellan, the Fae-Blooded》でデッキを組むことを考えたが、どうあがいても装備品が弱い。オーラと混ぜることも考えたが、オーラに寄せるならもっと他に適した統率者がいる。そして何より。ケランには何の思い入れもない。
では単純に強い統率者で組もうと(ゲームに勝ちたいという悪い癖が出ている)調べていくうちに出会ったのは《統べるもの、ジョダー/Jodah, the Unifier》だった。マナ加速して早期にジョダーを着地させ、疑似的な続唱により加速で失ったリソースを取り返していくというすてきなデッキだ。様々な記事に目を通すと、《ティアマト/Tiamat》でも同じようなことができることが分かった。ティアマトは僕の大好きな”ドラゴン”ではないか。ならば!ということで、今回のデッキ作成に至ったわけである。
2.統率者について
フォーゴトン・レルム探訪に収録された伝説のドラゴンであり神。
プレイするには7マナ必要で色拘束も厳しいが、戦場に出たときにライブラリから好きなドラゴンを5枚手札に加えることができる。99枚のデッキの中から特定のカード5枚を持ってくることで、戦況に応じた戦い方が選択できる。サーチする枚数は最大5枚なので、プレイ時の手札枚数によってはディスカードが生じないように調整できることは覚えておくとよい。
パワーが7あることに加え飛行を持つので、3回殴れば1人退場させられる。
通常版、ボーダレス版、アンバサンド版、SLD版が存在するが、僕のお気に入りはボーダレス版とSLD版。ローダーに両面で入れてその日の気分で使い分けている。
3.デッキ解説
以上がデッキリストである。
今回も晴れる屋さんのデッキ構築システムを使わせていただいている。
100枚解説のように細かく解説はできないが、役割等について解説していく。
⑴マナクリーチャー(18枚)
《エルフの神秘家/Elvish Mystic》
《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
基本のマナクリ。1Tにプレイできれば、2Tには3マナ出るようになる。強い。もっと欲しい。
《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
1マナのマナクリになりえるが、相手依存なので微妙。使えるフェッチも少ないし。ただうちの環境はニッサがニューカペナの自壊土地で上陸してくるので、腐らないと信じてる。
《眷者の神童、キナン/Kinnan, Bonder Prodigy》
こいつ自身からはマナが出ないが、他のマナクリやマナファクトから出るマナを増やしてくれる。場にマナクリ、マナファクトが多いほど強い。上振れを狙わないなら、2マナの他のマナクリに変えた方がいい。
《イリーシアの女像樹/Ilysian Caryatid》
2マナで1マナ。
ドラゴンがいれば2マナ生み出せるようになる。ドラゴンの影響力は偉大。
《ドーンハルトの主導者、カティルダ/Katilda, Dawnhart Prime》
2マナで1マナ。
こいつ自身が人間なのでこいつからもマナが出る。判事、キナン、ハジャール、梓、サルカン、概念泥棒からもマナが出るようになるのは覚えておくとよい。特にサルカンはドラゴンのコストを下げつつ、マナが出せるようになる。キナンも自身から2マナ出るようになる。
下の能力はマナフラッド受けになるよ。
《ラノワールの壌土語り/Llanowar Loamspeaker》
2マナで1マナ。いざとなったら土地を戦力にできる。マナフラッド受け?
《隠遁した剥製師/Reclusive Taxidermist》
2マナで1マナ。墓地に4枚以上カードがあれば2マナ4/4。
《爪鳴らしの神秘家/Rattleclaw Mystic》
2マナで1マナ。変異で出せればマナブースト。
《荒野の囁く者/Whisperer of the Wilds》
2マナで1マナ。ドラゴンがいれば出るマナが増えるよ。ドラゴンの影響力は偉大(2回目)。
《森の女人像/Sylvan Caryatid》
2マナで1マナ。呪禁により、破壊されないマナクリ。
《絡みつく花面晶体/Tangled Florahedron》
2マナで1マナ。タップインの森としても使える。
《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》
上陸でマナが出る。フェッチを使えば1ターンに3マナ出すことができるが、使えるフェッチの枚数を考えるとそんな状況頻発はしない。セットランドから土地を捻って余分に1マナ出せればよい。梓が一緒にいればワンチャン。
《フェイ庄の古老/Faeburrow Elder》
3マナで自分の場の色の数に応じたマナを発生。自身が2色のクリーチャーなので、2マナは約束されている。ティアマトがいれば5マナ出るので、こいつがいる状態でティアマトを出せば、サーチしてきたドラゴンをプレイしやすい。
《爪のライヴァズ/Rivaz of the Claw》
3マナからドラゴン限定の2マナ。団結のドミナリアのプレビューで見たときには、始祖ドラにマナ加速が!と思ったが、自身がドラゴンでないことで採用を見送った。しかし、このデッキにおいては活躍が見込める。ティアマトをプレイした後はサーチしてきたドラゴンをプレイすることが多いので、ドラゴン限定という制限もそう気にならない。また、場に出たティアマトを墓地に送ることで、統率者税を払わずに2度目のプレイ(サーチ)を行うことができる。なお、ティアマトが墓地に行った状態でライヴァズを除去されると以後統率者なしで戦うことになる。過信は禁物。
《ガイアの眼、グウェナ/Gwenna, Eyes of Gaea》
3マナからクリーチャー限定の2マナ。ドラゴンが出るたびに強化されていく。終盤は戦力になりえる……のか?
《失われた業の巫師/Shaman of Forgotten Ways》
3マナからクリーチャー限定の2マナ。ドラゴンで焼き払ったあと、有利盤面では圧倒も役に立つかもしれない。
《インガとエシカ/Inga and Esika》
4マナからクリーチャー限定の1マナ。こいつ自身からもマナが出るが、カティルダと同様にマナ能力を持たないクリーチャーをマナクリ化できる。下のテキストも、マナ加速をクリーチャーに頼るデッキであるため有効利用が見込める。警戒付与はオジュタイやイムリスのようにアンタップ状態であることにメリットがあるクリーチャーにはありがたい。
⑵ランパン(3枚)
《自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath》
3マナで3点ゲイン、ワンドロー、追加のランドセット。そういうソーサリーだと思えば十分強い。脱出はロングゲームになったときに役に立つ。
《迷える探求者、梓/Azusa, Lost but Seeking》
追加のランドセット権を得る。手札次第。初手7枚が土地6枚に梓だった場合3ターン目には土地が5枚並ぶ。次のターンには8枚。
《成長のらせん/Growth Spiral》
2マナで1ドロー、追加のランドセット。ウーロが1マナ軽くなったら3点ゲインがなくなった。その代わりインスタントタイミングでもプレイできる。島を立たせてプレッシャーをかけるのだ。
⑶マナファクト(6枚)
《モックス・アンバー/Mox Amber》
ティアマトをプレイするまでにプレイしたいクリーチャーの内、9枚が伝説のクリーチャー+プレインズウォーカーであるため、マナは出ます!ティアマトプレイ後に引いてもビッグアクションを複数回とるために役立つ。
《秘儀の印鑑/Arcane Signet》
パイオニアEDHの基本。
《伝説の秘宝/Relic of Legends》
3マナで1マナ。マナ能力を持たない伝説のクリーチャーもマナが出せるようになる。そんなにはいないけれど。
《火想者の器/Firemind Vessel》
好きな組み合わせ2色のマナが生み出せるのがえらい。マナ効率はマナクリーチャーの方がいい。仕方ない無色だから。
《永久の水蓮/Timeless Lotus》
《彩色の宇宙儀/Chromatic Orrery》
5マナから5マナ。前者はタップインで5色をひとつずつ。後者は無色マナしかでないけれど、一番上のテキストで色を無視してプレイできるようになるためデメリットにならない。さらに5マナで最大5ドロー。宇宙。
⑷マナ軽減(1枚)
《燃える魂、サルカン/Sarkhan, Soul Aflame》
灯を失ったサルカン。ドラゴン呪文のコストを-1するとともに、出てきたドラゴンに変身することができる。サルカンの仮装大賞。ETB(CIP)能力は起動できないが、攻撃時誘発は起動できる。ドラクセス、オジュタイあたりに変身できるとうれしい。あと、3Tサルカン→4T黄金架で宝物が2つ出る。おいしい。
⑸クリーチャー保護(5枚)
《忠実な護衛、ハジャール/Hajar, Loyal Bodyguard》
自身の命と引き換えに伝説のクリーチャーを守る。伝説でないクリーチャーは守らない。権力の犬。パワー+1は最後の押し込みに使える場合もあるので、忘れてはいけない。
《ロランの脱出/Loran's Escape》
《タミヨウの保管/Tamiyo's Safekeeping》
呪禁と破壊不能付与。前者は占術1、後者は2点のライフゲイン付き。後者の方が守れる範囲が広い。
《夏の帳/Veil of Summer》
青黒対策。相手が青黒を使っていないとテキストのほとんどに意味がないが、真ん中にしれっと「このターン、あなたがコントロールしている呪文は打ち消されない」と書いてあるのでコンボを押し通したり、大事な局面で呪文を通したりするのに使える。
《英雄的介入/Heroic Intervention》
すべてのパーマネントを守る!!
⑹カウンター(4枚)
《断れない提案/An Offer You Can't Refuse》
1マナでクリーチャー以外を確定カウンター。宝物を2つも与えてしまうので使いどころは考え物。致命傷を避けるために。
《頑固な否認/Stubborn Denial》
1マナ要求でクリーチャー以外をカウンター。マナ加速手段に乏しいパイオニアEDHでは活躍が見込める。マナが余りだすと使用しにくくなるため賞味期限は短めだが、ドラゴンが並びだす後半戦では獰猛により確定カウンターに。腐りにくい。
《白鳥の歌/Swan Song》
エンチャントかインスタントかソーサリーを確定カウンター。クリーチャー以外と書けばいいのに!と思うかもしれないが、アーティファクトをカウンターできないことに要注意。
飛行持ちのトークンをプレゼントすることになるが、ドラゴンの前で鳥如きでは!
《洗い落とし/Wash Away》
切除で唱えれば確定カウンター。切除しなければ、「オーナーの手札から唱えれていない」という制限がかかる。
では問題。お前、その統率者どこからプレイした?
⑺サーチ&ドロー(7枚)
《概念泥棒/Notion Thief》
対戦相手の通常ドロー以外のドローを奪って自分のドローに。
《むかしむかし/Once Upon a Time》
初手にある(か、1Tに手札に加わった場合)コストを踏み倒してプレイできる。別にこのカードの代わりに土地かマナクリが手札にあればいいような気もするが、5枚見てほしいカードを得られるのは大きなアドバンテージである。このデッキに関しては、ティアマトのサーチ以外でできるだけドラゴンを手札に加えたくないため、ドラゴンをボトムに送ることで実質的にドローの質を高めることができる。
《新生化/Neoform》
《異界の進化/Eldritch Evolution》
いらないクリーチャーを種に、そのとき必要なクリーチャーを場に出すことができる。サヒーリが場にいる状態で守護フェリダーを持ってくれば、フェリダーコンボを完成させることができる。
ドラゴンで勝て?ドラゴンは好きだが、同じくらい勝つことも好きなのだよ。
《悪魔の意図/Diabolic Intent》
パイオニアでは貴重なサーチ。いらなくなったマナクリを添えて。
《ティムールの隆盛/Temur Ascendancy》
《ビヒモスを招く者、キオーラ/Kiora, Behemoth Beckoner》
ドラゴンにキャントリップを付与するようなもの。前者はついでに速攻を与える。後者は忠誠度能力でマナ加速する方がメインか?
⑻エンチャント(マナ加速)(2枚)
《狼柳の安息所/Wolfwillow Haven》
2マナの繁茂。
《蔓延する窃盗/Widespread Thieving》
多色呪文を唱えるたびに宝物トークンを生成。秘匿は追放したカードをプレイするために5マナを要求される。後半、マナが余っていれば狙っていけるが、できれば5マナ以上の呪文を追放したいところ。《むかしむかし/Once Upon a Time》と同様に、ドラゴンをボトムに送ることで実質的にドローの質を高められる。その場合ティアマトでサーチして手札に加えたいドラゴンは追放しない方がいい。
⑼アンタッパー(2枚)
《キオーラの追随者/Kiora's Follower》
東屋のエルフに追加で青マナを払うと、パーマネントを何でもアンタップできるようになった。土地やマナクリを起こして追加のマナを搾り取る。
《日没を遅らせる者、テフェリー/Teferi, Who Slows the Sunset》
+能力で自分の土地を起こしてマナ加速しつつ、相手の邪魔なクリーチャーを寝かすことができる。ついでに、2点のライフゲイン。
-能力は予期。
奥義は対戦相手と一緒にアンタップ、一緒にドローの紋章を得る。
主な役割はマナ加速。
⑽火力(1枚)
《サルカンの封印破り/Sarkhan's Unsealing》
ほとんどのドラゴンがAny taregtな《火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu》になる。下のテキストの条件を満たすのはドラクセス、骨齧り、アタルカ、そしてティアマト。エルフの村を焼き払え。
⑾ドラニスの判事(1枚)
《ドラニスの判事/Drannith Magistrate》
統率者戦を真っ向から否定する判事。前のデッキからの唯一の生き残り。
⑿ドラゴン(12枚)
《龍王オジュタイ/Dragonlord Ojutai》
アンタップ状態なら呪禁。攻撃を通せば予期。
《ズルゴとオジュタイ/Zurgo and Ojutai》
オジュタイにズルゴが乗ると、コストは据え置きで速攻が付き、呪禁が場に出たターンのみになった。戦闘ダメージを与えたときの予期は自分以外のドラゴンが与えた場合にも範囲が広がり、戦闘ダメージを与えたドラゴンを手札に戻すことが可能。火力をドラゴンのETB(CIP)に頼っているデッキなので、可能な限りそういったETB(CIP)能力を持つドラゴンを戻したい。ティアマトを戻して手札から7マナでリキャストすることも可能。
《砂漠滅ぼし、イムリス/Iymrith, Desert Doom》
アンタップ状態の護法④は実質呪禁。戦闘ダメージを与えた場合は、手札を補充することができる。ティアマトでのサーチ後は手札が潤沢なことが多いので、そこまで旨味はない。
《フェイに呪われた王、コルヴォルド/Korvold, Fae-Cursed King》
場に出たとき、攻撃したときに自分の他のパーマネントを生贄に捧げる必要がある。これは強制。通常のEDHなら宝物トークンとのシナジーがあるのだが、パイオニアEDHでは生かしづらい。後半余った土地やマナクリを食べさせて、最強のコルヴォルドを作ろう。
《栄光をもたらすもの/Glorybringer》
督励するとドラゴンでないクリーチャー1体に4点ダメージ。5マナの4点火力にクリーチャーがついていると思おう。
《峰の恐怖/Terror of the Peaks》
相手に3点のライフを要求する護法を持つ。40点のライフがある統率者戦ではあまり痛くないかもしれない。クリーチャーを場に出すたびに、パワーに等しい火力をAny tagetに飛ばす。こいつをプレイしてから、他のドラゴンをプレイしたいところ。
《龍王コラガン/Dragonlord Kolaghan》
自分のコントロールする他のクリーチャーに速攻付与。下の能力はEDHではインクの染み。
《ベレドロス・ウィザーブルーム/Beledros Witherbloom》
毎アップキープに邪魔者トークンを生み出す。ブロッカーにしてよし、コルヴォルドに食べさせてよし。下の能力で土地を起こせば、1ターンに2体のドラゴンを場に出せることも。ドラゴンをたたきつけろ。
《炎の大口、ドラクセス/Drakuseth, Maw of Flames》
攻撃するたび、2つの対象に4点と3点のダメージを与える。プレイヤーも選べるので、相手のクリーチャーを焼き尽くしたあとも腐らない。ぜひサルカンに変身(仮装)していただきたい。
《龍王アタルカ/Dragonlord Atarka》
戦場に出たとき、望む数のクリーチャーとプレインズウォーカーに5点のダメージを振り分けて与える。ドラクセスと違い小回りが利くため、相手がエルフの村ならこちらの方がいい。8点トランプルもえらい。
《年老いた骨齧り/Old Gnawbone》
たくさん宝物トークンが出る。出た宝物トークンは後続のドラゴンのために使おう。
《黄金架のドラゴン/Goldspan Dragon》
攻撃したときと、呪文の対象になったときに宝物トークンを生成する。また、常在型能力により、宝物トークンから出るマナが2倍になる。サルカンの親友、同じ時代(スタンダードシーン)に生まれてこなくてよかった。
⒀フェリダー(サヒーリ)コンボ(2枚)
《サヒーリ・ライ/Saheeli Rai》
《守護フェリダー/Felidar Guardian》
詳しくはリンク先を参照。誰がドラゴンで勝つと言った?
⒁土地(35枚)
《繁殖池/Breeding Pool》(青緑)
《神聖なる泉/Hallowed Fountain》(青白)
《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》(白赤)
《草むした墓/Overgrown Tomb》(黒緑)
《蒸気孔/Steam Vents》(青赤)
《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》(赤緑)
《寺院の庭/Temple Garden》(白緑)
《湿った墓/Watery Grave》(青黒)
ショックインランド。パイオニアEDHではデュアルランドが使えないので、こいつらに頼ることになる。まあ、デュアランは1枚も持っていないので通常のEDHでもお世話になっているのだけれど。基本土地タイプを持つので、フェッチランドで持ってこれる。
《アダーカー荒原/Adarkar Wastes》(青白)
《カープルーザンの森/Karplusan Forest》(赤緑)
《ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast》(青緑)
ダメージランド。団結のドミナリア、兄弟戦争に再録されたおかげで、パイオニアEDHの多色デッキが安定するようになった。ダメージ1点もライフ40点スタートの統率者戦なら、あまり痛くはない。でもご利用は計画的に。
《死天狗茸の林間地/Deathcap Glade》(緑黒)
《さびれた浜/Deserted Beach》(白青)
《夢根の滝/Dreamroot Cascade》(青緑)
《憑依された峰/Haunted Ridge》(赤黒)
《日没の道/Sundown Pass》(白赤)
《嵐削りの海岸/Stormcarved Coast》(青赤)
《砕かれた聖域/Shattered Sanctum》(白黒)
これ以外に2つ以上の土地をコントロールしていないとタップインする土地。4、5ターン目から動き出すデッキなのでタップインが気にならない場合が多い。手札にこれらの土地が多く、2T、3Tにマナクリが展開できないようなら、マリガン。
《内陸の湾港/Hinterland Harbor》(青緑)
《陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove》(緑白)
《森林の墓地/Woodland Cemetery》(緑黒)
特定の基本土地タイプをコントロールしていないとタップイン。トライオームやショックランドのおかげで、基本アンタップイン。
《インダサのトライオーム/Indatha Triome》(白黒緑)
《ジェトミアの庭/Jetmir's Garden》(赤緑白)
《ケトリアのトライオーム/Ketria Triome》(緑青赤)
《スパーラの本部/Spara's Headquarters》(緑白青)
《ゼイゴスのトライオーム/Zagoth Triome》(緑黒青)
《ジアトラの試練場/Ziatora's Proving Ground》(黒赤緑)
イコリアとニューカペナで収録された基本土地タイプをもつ3色土地。タップインを回避することはできない。できれば1ターン目にプレイするか、フェッチランドで持ってきたい。サイクリングもあるので、土地が足りている状況ではドローに変えよう。
《閑静な中庭/Secluded Courtyard》
《手付かずの領土/Unclaimed Territory》
場に出るに際しクリーチャータイプを指定し、そのクリーチャー限定で使える好きな色マナを生み出す土地。後者の方は能力起動に色マナが使えないので注意(といっても、起動型能力を持つドラゴンがいないが)。基本はドラゴンを指定したいが、手札のマナクリが展開できない状況ならそのクリーチャーを指定してもよい。不本意だが。
《統率の塔/Command Tower》
自分の統率者のカラーの好きな色マナが出る。強い。イラストは統率者マスターズの拡張のやつが好き。
《マナの合流点/Mana Confluence》
1点のライフと引き換えに好きな色マナを出せる。強い。ライフの支払いを咎めれれていると起動できないが、あまりそんな状況に出会ったことはない。
あと、高い。
《英雄の公有地/Plaza of Heroes》
伝説の呪文を唱えるために使える好きな色のマナ、もしくは自分がコントロールする伝説のパーマネントの色マナを加えることができる。
1番下の能力で伝説のクリーチャーを守れるのも優秀。
《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
フェッチランド。友好色はパイオニアEDHでも使える。サーチしたいところではあるが、急きょマナが必要な場合(相手のアクションに合わせてカウンターをプレイしたい、クリーチャーを守る呪文をプレイしたい等)はショックインランドを持ってくることも。
4.理想的な動き
1T:ランドセット、マナクリ【土地から1+マナクリから1=2】
2T:ランドセット、マナクリ【土地から2+マナクリから2=4】
3T:ランドセット、マナクリ(できれば2マナ発生するものが望ましい)
【土地から3+マナクリから4=7】
4T:ティアマトをプレイ
5T:戦況に応じたドラゴンをプレイ。
※マナクリはマナファクトでも可
上記のような流れが理想的ではあるが、1マナのマナクリーチャーが少ないため、このようになる確率は低い。
1T:ランドセット【土地から1】
2T:ランドセット、マナクリ【土地から2+マナクリから1=3】
3T:ランドセット、マナクリ(できれば2マナ発生するものが望ましい)
【土地から3+マナクリから3=6】
4T:ランドセット【ここで7マナ】、ティアマトをプレイ。
5T:戦況に応じたドラゴンをプレイ。
※マナクリはマナファクトでも可
これでも何とか4Tにプレイ可能。
マリガンのキープ基準としては、土地3枚、マナクリ(ファクト)3枚でのスタートが理想。手札にドラゴンが多い場合は迷わずマリガン。
5.終わりに
マリガンの基準やしたいことがはっきりしていることから、個人的には回しやすいデッキだと思っている。5色使えることや強力なドラゴンをたくさんプレイできることも魅力的。さあ、君もドラゴンテイマーになろう!
当記事はファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。
画像はMTG日本公式より引用しています。
ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。
題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。
©Wizards of the Coast LLC."
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