拝啓、コロナ様。当方妊娠中につき
女、34歳、帝王切開経産婦。
第一子を産んで早2年半、私の人生設計ではそろそろ第二子を考え始める時期。
元々体力がないから高齢出産は避けたいし、育児も一定の纏まりの中で終わらせたい。
だから、第一子産後の壮絶なガルガル期を夫婦で乗り切った後から、妊活はごくごく自然に始まり、私達は自然の摂理に従って、数ヶ月後、晴れて小さな命を授かった。
それを知ったのが、妊娠検査薬で陽性となった、3月最後の日でした。
そう、世界中で新型コロナウイルスが猛威をふるい、特効薬やワクチンも未だなく、外出自粛して自衛するしかない、この世の中で。
命が芽生えて、お腹の中で日々育っているのです。
5月現在、まだ妊娠3ヶ月のため家族以外には伝えられていないけれど、職場へのカミングアウトはそろそろ、近日中にしなければならない。
つわりによる不安定な体調の中で、感染への不安、お腹の赤ちゃんへの影響についての心配、職場への切り出し方と今後の働き方など、タスクから根拠ない不安まで、頭を巡る事は山ほどあって、息苦しさのようなものを感じています。
「コロナ禍」の中で、いかにこの妊娠を守るか、第一子である長女と、夫と健康に暮らしていくか、ここに記すことで気が楽になれたらと思います。
そして、どうかどうか、早くこの状況が収まってもらいたい。
自由な空気を吸って、子どもが学校に行けて、仕事が満足いくほどできる、コロナ前の生活に戻るには、まだ時間がかかりそうだけど。
家族の健康と、一緒に暮らせる生活だけは、奪わないでいただきたい。
同じような境遇の方もいるかもしれません。
お互い励みになれたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします。
ヤマシタ