フレッシュパスタに魅せられて(pasta fresca)
カンターから覗き見た
オープンキッチンを二つ
見せるキッチンは小さな食べ物屋さんの武器になります。
大阪で1軒、松山で1軒
先週7日、9日と大阪石橋市と愛媛松山市内で
2軒のカウンター席のイタリア料理店を探索。
価格帯が両極端で非常に面白い体験でした。
A店
オーナーシェフと奥さんで二人体制
席数カウンター7席、テーブル席
バックヤード無しのキッチン
価格帯:ランチタイム三千円のセット
メニュー構成:前菜1品、パスタ1品
(2種類からチョイス)ドルチェ&カフェ
追加二千円で主菜
B店
シェフとアシスタント2名で3人体制
カウンター席8席のみ
価格帯:ディナータイム約2万円のコースのみ(強気)
このオープンキッチンで気づいた事
① 主役はあくまでもシェフ
シェフの人柄、生き様が手に取るように観察できますよ。
個店でお客さんが知りたいのはシェフのプロフィールです。
(経歴は、特技は、・・・)
※全国展開の多店舗のオーナーの事など
一般のお客さんにはどうでもいいのです。
② 一番商品が客を呼ぶ!
惜しいかなこの2店、何がウリなの?、キモの料理が見えない。。。
「これもあれものオンパレードではなく
これは誰にも負けないぞ、の深ぼりの一皿が無くては」
普通のお客さん、昨日何を食べたのか殆んど覚えていません。
覚えているのは、おもてなし力だけです!
やっぱり高単価の店はその日のメニュー表を
お持ち帰りいただく位の配慮は欲しいところ。
これから、カウンタースタイルで
オープンキッチンのお店を計画されている方
この①②、クリアできそうですか?
お客さんは見てますよ
(私はグルメ評論家ではありませんので個々の味の
評価は致しません)
で、いつもの
“小さなパスタ屋さん”開業のヒントを。
今回は
次回の呟きは食べ物って何業?です。
小でも大でもやっぱり千客万来っていいですよね。
食べ物屋は“エンターテイメント業”です。
小さな食べ物屋さん、店で作り、店で売る
店内で同時進行。実に単純明快な商いです。
という事は
① 店は劇場
② キッチンは舞台
③ 料理は役者
④ スタッフはプロデューサー
分かり易いですよね。
繁盛店はここの基本コンセプトをがっちり
押さえてイケイケどんどん。